長引く物価高の影響で、数年前とは比べものにならないほどの「節約生活」を強いられている、大人世代も増えているよう。 そんなときに、真っ先に削る人も少なくないのが「美容費」ではないでしょうか。しかし闇雲に美容費を減らしてしまうと、40代以上は“貧相見え”や“お疲れムード”が目立ち、残念な印象に。 ここ最近で私が見た「節約のせいでルックスになってしまった」を2つのパターンでお話します。
パターン1. ファンデーションの質を落としたら…
思ってたのと違う(写真:iStock)
まずは、ファンデーションの質を落としたら肌に合っていないせいで、美肌から残念肌へと印象が変わってしまったパターンから。
40代後半女性のA子さんは、とあるデパコスブランドのファンデーションを愛用していたものの、今年の夏からは節約のためにプチプラにシフトしたそう。
塗った感覚や保湿感はこれまでのデパコスとそこまで遜色なく「今までと似た仕上がりなのに、お値段は安くてラッキー!」と思っていたところ…。
実際には時間が経つとヨレてメイクが崩れるうえに、塗った直後の色合いと時間が経ってからの色合いが変わってしまい、メイク直後には美しくても数時間後の肌は「美肌」からは程遠い状態に。
優秀なプチプラのファンデーションも増えているので、一括りに「プチプラ=ダメ」ではありません。けれど、崩れにくさや保湿力が足りないと、40代以上の女性を残念な見た目に導きやすいのも確かです。
ファンデーションを変える際にはメイク直後だけで判断せずに、数時間後の肌状態もしっかり見極めてチェックを!
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パターン2. 安売りシャントリでにシフトしたら…
なんだかなあ…(写真:iStock)
続いては、シャンプーやトリートメントを変えたため、髪の質感が残念になったお話です。
40代前半・B美さんのケースは、今まではセットで7,000円以上のシャントリを使っていたものの、物価高を意識して低価格帯のものにチェンジ。
洗っているときから「これまでのものとはまったく違うな」と気づいていたそうですが、半分ほど使ったところで髪の毛のごわつきや広がりが強くなったとのこと。
結局、髪の見た目を整えるためにヘアミルクとアウトバストリートメントを新たに買い足すはめに…。「節約したはずが、想定外に余計な出費がかかり手間も増えてしまった」とも話していました。
トータルの出費として見ると、これまでよりやや抑えられたのかもしれません。
プチプラで自分の髪に合うものが見つかればいいけれど、40代以上の髪は、ただでさえツヤが失われたりダメージが目立ったりしやすいもの。
妥協によってケアの手間も増えるうえに見た目にも満足度が低い…なんて悲しすぎますよね。