私事で恐縮だが、筆者は「卵の神に祝福されし存在」を自称している。たいていの卵料理が得意だからだ。もちろん食べるのも大好き。
ただし、たいていの卵料理に付随する「卵を溶く」という過程については、常にちょっとした不満足を抱いてきた。あれ手動では絶対に均一に混ざらなくないですか? 味は同じと言われれば まあそうなのだが、食感の均一さや見た目も無視できないのは事実。
さてそんな折、Amazonにて「たまごのなめらかスティック」なる商品を発見。その名の通り、先端が細長い輪っかになった一本の棒なのだが、これで卵を溶くと黄身と白身がなめらかに混ざるらしい。
……そんな棒一本であの頑固な白身がどうにかなるもんなのだろうか? てなわけで、ポチってみた。
で、届いたのがこの商品「サンクラフト たまごのなめらかスティック」。記事執筆時点(2024年11月30日)で、Amazonでのお値段は331円。
…………
こん……な棒一本で、あの頑固な白身がどうにかなるもんなのだろうか???
いや、不良品だとか作りが軟弱だとか、そういうわけでは決してない。ないのだが、箸の隙間を延々とすり抜け続けるあの白身が、このシンプルなスティックに屈するとはどうしても思えないのだ。
まあいい、失敗したとて331円。お手並み拝見と行こうではないか。由緒正しき和食の代表格、「卵焼き」で勝負だ!
・卵焼き比べ / 箸
まずは比較のため、普通にお箸を使って作ってみるぞ。ボウルに卵を割り入れて、
溶く……うーん。
調味料を入れて……
また混ぜる……うーん。
卵焼き器に流し入れ、焼いて完成。
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・卵焼き比べ / スティック
さて、続いてはいよいよスティックの出番だ。
卵を割って、溶い……
……おっ?
調味料を入れて……
おおっ??
で、焼く。