●チームメンバーとの信頼関係構築度チェック
チームメンバーとの信頼関係の状況を確認するためには、(1)部下1人1人とコミュニケーションを十分とっている、(2)部下との約束や約束の時間を守っている、(3)必要な情報を部下たちにスピーディーに共有している、(4)部下1人1人のゴールや進捗状況を把握している、(5)部下からの報告を待つだけでなく、自分からも適宜声がけをしている、(6)タイミングよく部下の目標達成や成長に気づき、そのことを伝えている、(7)前進や成長のための厳しいフィードバックも伝えることができ、相手もそれを受け止めることができる、(8)部下が気軽に相談にくる、(9)問題が起きたとき、 部下からいち早く報告がある、(10)部下から業務改善や新しい取り組みの提案がある――が重要です。1人1人のチームメンバーとの信頼関係は、常に見直し、必要に応じて、信頼関係の強化に取り組まなければなりません。(コーチ・エィ・片桐多佳子)
■Profile
片桐多佳子
コーチ・エィ 執行役員
東北大学経済学部卒。コーチ・エィでは経営層を対象としたエグゼクティブ・コーチングを行い、200人以上のビジネスリーダーへのコーチング実績を持つ。「組織インパクトを出す」コーチングにこだわり、組織風土変革、業績向上、部門間連携強化などのニーズに対する、エグゼクティブ・コーチングやコーチングプロジェクトの設計、マネジメントを多数手がける。組織変革のプロセスを企画から成果創出までトータルに支援している。2016年より執行役員。国際コーチング連盟プロフェッショナル認定コーチ、生涯学習開発財団認定マスターコーチ。