『KING OF GATE 2024』後楽園ホール(2024年12月3日)
決勝トーナメント準決勝 ○ドラゴン・ダイヤvs望月成晃×
望月が絶好調のダイヤに逆転負けを喫してKING OF GATE準決勝で脱落。それでも「再来年20年ぶりに優勝してやっからよ。見とけよ」と早くも2年後の優勝を予告した。
望月は3勝1敗1分で並んだKzyを12・1札幌大会での1位決定戦で下し、Bブロックを代表して決勝トーナメントに進出。18年ぶりの優勝を狙って、絶好調のCブロック覇者ダイヤとの準決勝に臨んだ。
試合に向けて望月は「箕浦の2連覇より18年ぶり優勝のほうが凄くないか。俺も30周年、このまま年を越すわけにいかねえんだよ。俺が優勝してやるからな」と宣言。その言葉通りの奮闘を見せた。
望月がリングインした直後にダイヤがドロップキックからのノータッチトペコンヒーロで先制。いきなり大ダメージを負った望月だったが、リングに戻ると、あえて「来いよ」と頬を突きだして、ストンピングを受け止める。ソバットを腹部にぶち込み、ダイヤの動きを止めると、腹部をしつこく狙い撃ち。厳しい攻撃にダイヤは苦もんの声を漏らす。すかさず望月は逆片エビ固めで拷問した。
反撃のチャンスをことごとく潰されたダイヤだったが、スピードは衰えず、コルバタ、619、その場飛びムーンサルトプレスと波状攻撃で逆転。DDDDTを狙って飛びつく。だが、キャッチした望月はコーナーに叩きつけると、そのまま横向きに固定して一角蹴りを腹部に一撃。動きの鈍ったダイヤをランニングミドルキックで蹴り倒し、ツイスターで仕留めにかかった。完璧に決まったものの、ダイヤはギリギリでキックアウト。続く三角蹴りはダイヤに防がれたものの、望月は猛攻を止めず、ドラゴンスープレックスホールドで3カウントを迫る。沈まないとみるや、ミドルキックでメッタ打ちに。
だが、カウンターの水面蹴りから勢いを取り戻したダイヤは飛びつき式DDTをズバリ。望月も真・最強ハイキックやイリュージョンをぶち込むが、ダイヤは倒れない。ならばと望月は再び真・最強ハイキックを放ったが、避けたダイヤはダブルコークでクルリ。望月は返せず、逆転の3カウントを奪われた。
望月は予告した18年ぶりVを達成できず、準決勝で脱落。それでも倒れながら天を指差したダイヤの人差し指を掴んで立たせると、再戦をアピールしつつも激励した。
「シングル初対決かな。たぶんね、お客さんが見えてる以上に俺が攻めてる場面が多かったかもしれないけど、やっぱり簡単にいける感は俺の中でなかったし。決勝のこと考えたのもあるけど、ちょっと勝負焦ったかもしれないね」と敗戦の弁。それでも望月の闘志は衰えることなく、「何とかまだまだ死んでないってことは証明できたんじゃねえのか。来年出れるか分かんねえけど、来年じゃ19年ぶりか。再来年20年ぶりに優勝してやっからよ。見とけよ」と早くも予告した。
【望月の話】「ああ悔しいね。もちろん今年のダイヤの活躍見てたからさ。シングル初対決かな。たぶんね、お客さんが見えてる以上に俺が攻めてる場面が多かったかもしれないけど、やっぱり簡単にいける感は俺の中でなかったし。決勝のこと考えたのもあるけど、ちょっと勝負焦ったかもしれないね。でも、望月成晃54歳、来月55歳だ、このヤロー。何とかまだまだ死んでないってことは証明できたんじゃねえのか。来年出れるか分かんねえけど、来年じゃ19年ぶりか。再来年20年ぶりに優勝してやっからよ。見とけよ」