「フォルクスワーゲンの新車に注目必至」新型“パサート”が販売開始!ひとクラス上の最先端技術を採用したワゴンボディで登場の画像一覧
9代目となる新型フォルクスワーゲン パサートの販売がいよいよ開始された。新型パサートは、2024年7月3日に国内導入が発表された後、9月13日には車両価格が決定されて予約注文が開始されていた。パサートは良心的な価格が設定されたこと、この世代より、ひとクラス上の最先端技術を採用したステーションワゴン専用モデルとなったことでも注目を集めている。
最新進化版のMQB evoを採用して最先端技術の導入に成功
パサートは1973年の発売以来、50年以上にわたって販売されてきたフォルクスワーゲンのロングセラーモデル。フォルクスワーゲンの伝説的なベストセラー「ビートル」を超える3400万台以上が販売されてきた。
9代目となる新型パサートは、主要マーケットのニーズの変化にあわせてワゴンボディ専用モデルとなったのがトピック。最新進化版のMQB evoアーキテクチャーを採用して、最先端技術を導入することになった。従来のアダプティブシャシーコントロール“DCC”は“DCCプロ”へと大幅な進化を遂げ、新次元の快適性を実現する。
“DCCプロ”は伸び側/縮み側が独立したオイル回路となっていて、それぞれ減衰力をコントロールできるのが特徴で、走行状況に応じて4輪独立で減衰力を可変制御し、ダイナミックな走行と快適な乗り心地をこれまでにない高いレベルで両立する。
ボディサイズは従来よりひと回り大きくなり、もはやEセグメントに相当。とくにホイールベースを50mm延長したことにより、リアシートの居住性が大幅に向上し、多人数乗車でも快適に過ごせるゆとりあるパッケージとなった。また、最大1,920Lの荷室容量は、日本のステーションワゴンとして最大級の容量を誇る。
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プラグインハイブリッドの「eハイブリッド」もラインナップ
パワートレーンは「1.5 eTSI」マイルドハイブリッドシステム(FF)と、「2.0TDI」クリーンディーゼル(4MOTION)に加えて、プラグインハイブリッドの「eハイブリッド」をラインナップ。
48Vマイルドハイブリッドとなった「1.5L eTSI」の1.5L 直列4気筒ガソリンターボエンジンは、高効率なミラーサイクルと可変ジオメトリターボを組み合わせた最新スペックのユニット。気筒休止とコースティング時のアイドルストップ時間を拡大したアクティブシリンダーマネジメント(ACT)も備わる。
2,200barのコモンレールを用いる「2.0TDI」2.0L 直列4気筒ターボディーゼルエンジンは2連式SCR噴射を採用したツインドージング型で、高いNOx除去能力と優れたレスポンスを実現。日本仕様はフルタイム4WDシステム“4MOTION”と組み合わせて導入される。
「eハイブリッド」は1.5L eTSIをベースとしてプラグインハイブリッド化。大容量のリチウムイオンバッテリー(総容量:25.7kWh、EV走行時最大使用容量19.7kWh)により、142kmのEV航続距離(WLTCモード)を実現する。
グレードは“トラベルアシスト”やレーンキープアシストシステム“レーンアシスト”、 レーンチェンジアシストシステム“サイドアシスト プラス”などの最新の運転支援システムをすべて標準装備とした「エレガンス ベーシック」をエントリーグレードに設定し、15インチの大型タッチディスプレイを備えた純正インフォテイメントシステム“ディスカバー プロ Max”やヘッドアップディスプレイなどを装備した豪華仕様の「エレガンス」、そして専用エクステリアを装着した「Rライン」の3グレードを設定。進化した駐車支援システム”パークアシストプラス”は、ステアリング操作だけでなくアクセルとブレーキの自動操作が可能となった。