主人公のサラリーマン金太郎を鈴木伸之が演じる「サラリーマン金太郎」二部作の公開が決定。前編の『サラリーマン金太郎【暁】編』が2025年1月10日(金)、『サラリーマン金太郎【魁】編』が2025年2月7日(金)よりそれぞれ公開される。今回、本作のメインビジュアル、『サラリーマン金太郎【暁】編』の本予告が解禁された。

【写真を見る】新生サラリーマン金太郎の誕生をとらえた『サラリーマン金太郎【暁】編』の本予告映像が解禁に / [c]本宮ひろ志／集英社©2025映画『サラリーマン金太郎』製作委員会
シリーズ累計3000万部、連載開始から30年の時を経て、本宮ひろ志の原作マンガ「サラリーマン金太郎」を令和の時代に新たに映画化する本作。前編の『サラリーマン金太郎【暁】編』では金太郎の誕生を、後編の『サラリーマン金太郎【魁】編』では金太郎が日本を牛耳る巨大利権に立ち向かう姿を描く。マンガ家、本宮ひろ志が22年にわたって描き続けた「サラリーマン金太郎」は、これまでにも高橋克典、永井大の主演でテレビドラマ化や映画化がされてきた。新たに映画化される本作では、破天荒な元ヤンサラリーマン、矢島金太郎の3代目を鈴木が務める。

青森県のマグロ漁師、金太郎は、海で遭難していたヤマト建設会長の大和守之助(榎木孝明)を助けたことをきっかけに、ヤマト建設に入社する。人生初のサラリーマン生活に苦労しながらも、持ち前の誠実さと恐れ知らずの行動力で日々努力し続ける金太郎の姿は、徐々に周囲の心を動かしていく。しかしその裏では、ヤマト建設を牛耳ろうと企む大島社長(橋本じゅん)や、鷹司(城田優)らの暗躍が進んでいた。

今回解禁となった本予告映像は、念願のサラリーマン人生がスタートし、意気揚々とヤマト建設に入社するも、早々から黒川専務(尾美としのり)に楯突いてしまう金太郎の姿を捉えたシーンから幕を開ける。ときに失敗もしつつ、真っ直ぐかつ気前の良い性格で、周囲を引き込んでいくその魅力は本作でも健在。しかしそんななか、ヤマト建設では、大和会長らと、社内権力を牛耳ろうとする大島社長や鷹司らとの対立が深刻化していた。そして大島社長からの解任要求により、窮地に追い込まれていく大和会長。そんな劣勢を覆すべく、大島社長にも臆することなく大声で詰め寄り、満身創痍になりながらも強敵との格闘を繰り広げる金太郎が映像内に映しだされており、決して色褪せることのない迫力満点の姿は、思わず胸が高鳴るものとなっている。熱く一本気に突き進む型破りな“新生サラリーマン金太郎”の痛快感溢れる物語に、より一層期待が膨らむ本予告映像となっている。

あわせて、本作のメインビジュアルも解禁。真っ赤な背景の中で拳を掲げる金太郎と、物語の脇を固める色濃いキャラクターたちの姿が。そして、「この男、時代も常識もぶち破る。」という、金太郎の熱きバイタリティ感じさせるキャッチコピーが添えられている。

また、解禁された『サラリーマン金太郎【暁】編』の場面写真では、豪快に酒を飲み干す様子や刃物を突きつけられても鋭い目つきで見返す姿など、金太郎の“らしさ”が存分に切り取られている。また、鷹司や大和専務、金太郎の良き理解者となる一美(影山優佳)、物語の鍵を握る老婆、加代(浅野温子)の姿も。

コンプライアンスの厳しい令和の時代において、固い意思を持って果敢に突き進む“新生“サラリーマン金太郎。観る者に勇気を与える爽快感溢れる物語に期待が高まる。

文/鈴木レイヤ