古くて新しい?iPhone一体型モバイルキーボード「Clicks keyboard」の国内販売がスタート

 イギリスのClicks Technologyは、12月3日にモバイルキーボードアクセサリ「Clicks keyboard for iPhone 16」を日本国内で発売した。ティーガイアが国内正規代理店として、Amazon内のClicks Japan公式ストアを運営する。

Clicks keyboard for iPhone 16

 Clicks Japan公式ストアではiPhone 16 Pro/Pro Maxモデルのみ販売する。両モデルともカラーはサーフ、スパイス、オニキスの3色で、価格は16 Proモデルが2万3870円、16 Pro Maxモデルが2万7280円。

左からサーフ、スパイス、オニキス

 Clicks keyboardは、世界初のiPhone一体型モバイルキーボードアクセサリ。ケースとして装着することで、物理キーボードによってiPhoneを操作できる。「親指で操作するボタンの触感が恋しい」というユーザーの声を受けて開発したとのこと。

 かつて世界中を席巻した携帯端末「BlackBerry」を彷彿とさせるビジュアルは、懐かしく感じるユーザーもいるのではないだろうか。また、馴染みのない若年層にとっては新鮮に映るかもしれない。

 実際に触ってみると、キーを押した感覚がしっかり指に伝わってきて、ひと昔前の携帯ゲーム機を操作した時のような気持ちになった。ボタンが小さいので初見では少し戸惑うが、慣れれば素早い操作も可能になるだろう。アナログ好きなユーザーにはうってつけだ。

Clicks Technology CMOのジェフ・ガッドウェイ氏。

かつて、ブラックベリーのマーケティングチームに

約8年在籍していたとのこと。

 物理キーボードを利用することで、バーチャルキーボードによって隠れてしまうiPhoneの画面をフルで使用することができる。作業効率の向上などが見込めるだろう。

 また、右下に配置されたClicksキーと任意のキーを組み合わせたショートカットを設定することができる。これにより、様々なアクションをスムーズに行うことが可能となる。

 ガッドウェイ氏によると、同社にはPixelやGalaxyといったAndroidスマートフォンのユーザーからも、対応モデル発売の要望が挙がっているとのこと。現状、発売は未定だが検討はしていると話した。