●おすすめRVパーク「道の駅 保田小附属ようちえん」
さて、今回ご紹介する道の駅 保田小附属ようちえん RVパークは、「道の駅 保田小学校」のすぐ隣にあり、敷地はつながっている。敷地に入ってすぐに目に入るのは、広い芝生公園だ。公園の周囲には、保田小学校から続く円環状の屋根付き歩道「わっか」が巡らされているため、雨でも濡れずに移動できる。
名称:道の駅 保田小附属ようちえん RVパーク
住所:〒299-1902 千葉県安房郡鋸南町保田724
利用料金:3500円/1泊
利用可能台数:1台
チェックイン:12時~17時 チェックアウト:10時まで
道の駅 保田小附属ようちえん
公園の奥には、個性的な飲食店が並ぶ。保田小学校内の店舗とは異なる、大人向けの雰囲気を醸し出している。向かって右から順に、おいしいトンカツが食べられる「なのはなぐみ かつ菜保田店」、海鮮丼や黄金アジフライが楽しめる「保田食堂」、特徴的な「鋸南ブラック」という黒い肉まんを提供する「front village diner」が並んでいる。このほか、幼稚園の体育館を活用したプレイルームや土産物店も併設されている。
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●Wi-Fiとエアコンが使えるコワーキングスペース&会議室
バンワーカーにとって特に注目すべきは、コワーキングスペースとレンタル会議室の存在だ。1時間500円で借りられて、Wi-Fiの通信速度は爆速(400Mbps)。通信速度を求められるオンライン会議も、ここなら安心して参加できそうだ。
安心してオンライン会議に参加できる
RVパークのスペースは1台分と限られているものの、道の駅の駐車場に十分な余裕があるため、車中泊での利用に不安はない。近年、道の駅での車中泊については議論があるが、当施設では明確に容認されており、「車中泊利用の方は、あちら側の駐車場をお使いください」という案内も設置されている。そのため、RVパークが満車の際も、道の駅での車中泊が可能だ。
最後に、チェックポイントをおさらいしてみよう。
○:トイレ、入浴施設、ゴミ処理、電源、食事処、買い物
×:水場、ランドリー
水場とランドリー以外は敷地内にそろっているため、車中泊の初心者でも安心して利用できる施設だと感じた。なにより、小学校を思い出させる設備が楽しくて、まるでテーマパークに泊まっているような気分になるのがいい。関東近辺にあるため、都内在住でも1時間ほど車を走らせれば旅気分が味わえる点も嬉しい。「ちょっと車中泊してみるか」という気軽さが、この施設の一番の魅力なのかもしれない。(マイカ・井上真花)
■Profile
井上真花
雑誌、書籍、新聞やWeb記事などを制作する編集プロダクション「有限会社マイカ」の代表取締役。コロナ禍を機にフルリモート体制となり、自作キャンピングカーを職場とする「バンワーク」を実践中。2024年7月に全国制覇を果たした。