【新日本】矢野&オレッグが王者対決制して望みつなぐ 棚橋は金的で苦もん「社長のエースが…」

『WORLD TAG LEAGUE 2024』佐賀・唐津市文化体育館(2024年12月4日)
Bブロック公式戦 ○矢野通&ボルチン・オレッグvs棚橋弘至&邪道×

 矢野&オレッグがNEVER6人タッグ王者対決を制してWORLD TAG LEAGUE・Bブロック突破に望みをつないだ。一方、矢野の金的攻撃を食らった棚橋は「社長のエースが、イヤ! エースの社長が…」と苦もんした。

 タッグリーグでNEVER6人タッグ王者・棚橋&矢野&オレッグ組のパートナー対決が実現。矢野&オレッグと、棚橋&邪道が公式戦で対決した。

 序盤は棚橋&邪道ペース。2対1の場面を作って連係攻撃を連発していく。矢野をダブルショルダータックルで吹き飛ばすと、ゲイブをダブルカニバサミでそこに叩きつけてまとめて場外に排除。2人でエアギタをかき鳴らして、歓声を巻き起こした。

 さらに、オレッグにダブルブレーンバスターの構え。だが、逆にオレッグがまとめてぶん投げる。その流れに乗った矢野は、剥き出しになったコーナー金具に相手を立て続けに叩きつけて報復した。さらに、オレッグが棚橋をボルチンシェイクから豪快に投げ捨てると、矢野はタッチロープを使い、執ようなチョーク攻撃で邪道を拷問する。

 防戦一方に追い込まれた邪道だったが、オレッグをコーナー金具に自爆させると、棚橋が反撃へ。得意技でオレッグにたたみかけると、代わった矢野をコーナー金具に衝突させ、ツイスト&シャウトにつなげる。好機にタッチをもらった邪道もグリーンキラーをズバリ。棚橋と一気呵成に連続攻撃を決めると、クロス・フェイス・オブ・JADOで絞め上げた。

 しかし、続くガンスタンは決まらない。ならばと棚橋と2人がかりで矢野を攻めようとするも、連係攻撃は読まれて不発に。逆に同士討ちを誘われると、矢野はレフェリーの死角を作ってまとめて金的攻撃をズバリ。すかさず邪道を丸め込んで3カウントを奪った。

 矢野がダーティに邪道を丸め込み、4勝目を獲得。首位に立つグレート-O-カーン&HENAREを2点差で追いかける状況で、12・6薩摩川内大会の最終公式戦に進むことになった。矢野&オレッグがマイキー・ニコルス&シェイン・ヘイストに勝てば、厳しい状況ながらもブロック突破の可能性が出てくる。オレッグは「次、TMDKは本当に強い相手。すごく気持ちが入っているから、早く戦いたい。早く勝ちたいし、明後日TMDKに勝ったら決勝に行ける可能性があるから、とりあえず頑張ります」と意気込んでいた。

 一方、棚橋&邪道は黒星先行となってしまったが、最終公式戦のEVIL&成田蓮戦に向けて、「走り抜けましょう」と握手。矢野の金的攻撃のダメージが強烈だったようで、棚橋は股間を押さえながら「社長のエースが、イヤ! エースの社長が…」とうめき声を上げていた。