【新日本】ゲイブが毘沙門眼前で試合中に唐津市の歌熱唱

『WORLD TAG LEAGUE 2024』佐賀・唐津市文化体育館(2024年12月4日)
○ゲイブ・キッド&SANADA&外道vs後藤洋央紀&YOSHI-HASHI&嘉藤匠馬×

 ゲイブが毘沙門の眼前で試合中に唐津市について歌った『佐賀県唐津市のこと、もっと知って下さい。』を熱唱してみせた。

 ゲイブはこの日、12・5延岡大会のタッグリーグ最終公式戦「ゲイブ&SANADAvs後藤&YOSHI-HASHI」の前哨戦となる6人タッグマッチに出場。序盤からSANADAとともに場外で毘沙門を暴行した。さらに、嘉藤に照準を絞ると、代わる代わるに痛めつけていく。余裕シャクシャクのゲイブは試合の真っ最中にマイクを強引に手にすると、「ココドコカ? サガケンカラツシカ?」と客席に問いかけてから、突然熱唱をし始めた。

 歌ったのは、新日本プロレスと佐賀県唐津市がタッグを組んで製作したコラボミュージックビデオで話題を呼んだ『佐賀県唐津市のこと、もっと知って下さい。』だった。途中に嘉藤にストンピングを浴びせながらも、意外にも情感タップリに裏声まで使って日本語で歌い上げる。これには唐津の観客からもやんやの歓声が起こったものの、怒りの毘沙門が飛びかかって試合は継続に。

 毘沙門がSANADAを攻め立てたが追い詰めるには至らず。両軍代わって、ゲイブと嘉藤が再び対峙する。試合中に歌われた怒りを爆発させた嘉藤はジャンピングエルボーをぶち込み、ボディスラムでも豪快に投げ捨て、逆エビ固めに持ち込んだ。毘沙門はすかさず分断に出たものの、ゲイブは自力で逃れると、ダブルチョップ、バックドロップで逆転。嘉藤は丸め込みを連発したものの、肩を上げたゲイブはビンタをぶち込み、ブレーンバスターからパイルドライバーにつなげて3カウントを奪った。

 熱唱したうえで試合も勝利したゲイブだったが、「あのクソが途中で止めやがったから、一番いいところまでいけなかったじゃないか」と物足りなかった様子。「今続きを歌ってやろう」とバックステージでも熱唱すると、「最後まで歌えてたら、もっと会場を盛り上げられたのによ! クソ! だから明日お前らを仕留めてやる!」と毘沙門に通告した。