3WAY形式で争われる1・1日本武道館大会のGHCジュニアヘビー級タッグ選手権試合「(王者)HAYATA&YO-HEYvsアレハンドロ&カイ・フジムラ(挑戦者)vsAMAKUSA&宮脇純太(挑戦者)」に向けた調印式が5日、都内で開かれた。
ジュニアタッグ戦線に盤石政権を敷く“金髪夫婦”HAYATA&YO-HEY組だが、YO-HEYが独走気味にGHCジュニア次期挑戦者決定トーナメント一回戦で敗れている宮脇を次期挑戦者に指名。さらに12・1新宿大会ではアレハンドロに敗れたHAYATAが独走気味に次期挑戦者に指名し、3WAYでの王座戦が決まった。
この日の調印式では3チームが調印証にサイン。GHCタイトル初挑戦となるカイは「これ以上ない最高のシチュエーション。カイとアレハンドロでまずひとつめの大きな目標を達成したい」と意気込み、アレハンドロは「再婚したばかりの金髪夫婦より、意思疎通のとれないググッダグダのチームより、アレハンドロとカイは“あるもの”でつながっている。アレハとカイはきょう……いや…同じ香り。DNAの力をみせてやる」と“匂わせ”全開で宣言した。HAYATAが無粋にも「兄弟か?」と問いかけると、同時に立ち上がって異口同音に「同じ香りです」と強調し、まるで兄弟のような息のあった動きをみせた。
AMAKUSAも宮脇とのタッグで臨んだ昨夏のジュニアタッグトーナメント一回戦を回顧。試合中に負傷して長期欠場の契機となったことから「再びこの険しい頂に二人で挑み、届くのか? という問いかけ、愚問ではございませんか? 自身の殻を破り、輝きに満ちた今の宮脇殿となら必ず届く。我はそう信じておりまする」と強調し、「窮地には心合わせ、背を預けましょう。挑むべき時は今。新時代はもうそこまで来ておりまするぞ」と互いに鼓舞した。
…が、宮脇は首をひねりながら「何言ってるか分からない」とニコニコ。天草四郎時貞の伝記漫画を手にしながら「AMAKUSAさんの言葉を理解するために、この本を読み込んできました。でも、やっぱり僕には分からないや。つまり僕とならベルト獲れるってことですよね? あ…愚問ですよね。でも愚問の意味も分からないんですよ」と不安しかない言葉を残しつつも、とにかく「FACE OF NOAH! 俺がノアジュニアの顔になる!」と、とにかく元気で笑顔でハキハキと意気込んだ。
迎え撃つYO-HEYは“正月3WAY男”宣言。今年1・2有明アリーナ大会でも3WAY形式のジュニアタッグ王座戦を戦い抜き、“2タテ”に成功して新王者に輝いた。「今年のお正月もタッグ3WAYバトル。ワタクシが2タテして新チャンピオン。だから“お正月ミスター3WAY男”なんです。そんなシクラメンの香りがするようなチームとか、フェイス・オブ・愚問とか、そんなワケのわからないコンビには負けません♪ 熱い熱い夫婦の絆、夫婦の愛でペロペロンのグデングデンのフエンフエンに倒してやるから、俺たち夫婦がV5するところをみにきてください♪」とらしさ全開で完勝防衛を誓った。
【会見の模様】
▼カイ「ALL REBELLIONのカイ・フジムラです。僕自身、初のタイトル挑戦になります。ここまで来るのにかなり時間がかかってしまいましたけど、初のタイトル挑戦の舞台がこの日本武道館。そしてGHCジュニアタッグに挑戦できるというのは、これほどまでにない最高のシチュエーションなので、ここでカイ・フジムラ、アレハンドロとタッグを組んで、まず一つ目の大きな目標を達成したいと思います」
▼アレハンドロ「ここ二人のタッグチームは同じ香りだ。再婚したばかりの金髪夫婦より、ましてや意思の疎通がとれないグダッグダのタッグチームより、アレハンドロとカイ・フジムラはあるもので繋がっている。言っちゃおうかな。それはアレハンドロとカイ・フジムラはきょう……いや、同じ香り。2025年1月1日、日本武道館でGHCジュニアタッグチャンピオンになるのはアレハンドロとカイ・フジムラだ。DNAの力みせてやるよ」
▼AMAKUSA「我の名はAMAKUSA。以後お見知りおきを。畏れながら申し上げまする。宮脇殿と二人、過去に挑戦すら届かなかった双方の頂。そのときの我と言えば実にふがいなく、ヒザを負傷し、戦線離脱。宮脇殿一人奮闘する姿をただただ見ているしかありませんでした。しかし時は経て、その時の傷も癒えた。再びこの険しい頂に二人で挑み、届くのか? という問いかけ、愚問ではございませんか? 自身の殻を破り、輝きに満ちた今の宮脇殿となら必ず届く。我はそう信じておりまする。窮地には心合わせ、背を預けましょう。挑むべき時は今。新時代はもうそこまで来ておりまするぞ。1月1日元日・日本武道館。いざ尋常に勝負! 我らの妙技とくとご覧ください」
▼宮脇「プロレスリング・ノアの宮脇純太です! 皆さん、AMAKUSAさんのありがたいお言葉、聞きましたか? 僕はAMAKUSAさんの言葉を理解するためにこの本を読み込んできました(と天草四郎のマンガ本を示す) この本はマンガ本でとても分かりやすいと思うのですが、やっぱり僕には分かんないや。でもAMAKUSAさん、僕とならベルトを獲れる。そういうことですよね? 愚問ですよね? 今、愚問って言いかけましたよね? でも僕、愚問の意味分かんないんですよ。でもAMAKUSAさんとなら必ずベルトが獲れる。なぜならフェイス・オブ・NOAH。俺がNOAHジュニアの顔になる!」
▼YO-HEY「こんにちは、YO-HEYです。今日はワタクシのためにお集まりいただき、誠にありがとうございます。何ですか? 1月1日元日・日本武道館大会。皆さん、過去を振り返ってみてくださいよ。去年のお正月、あれは1月2日でしたけど、ワタクシどんな試合したか覚えてますか? (HAYATAに)覚えてる? そう、去年のお正月もタッグ3WAYバトルだったんですよ、はい。そのときは相方、同じRATEL’Sのお母さんことタダスケでしたけど、その結果知ってますか? 生き残りをかけた3WAYバトル、あの結果、みんな覚えてますか? ワタクシが二つのチームを潰して新チャンピオンになったんですよ。だからワタクシ、お正月ミスター3WAY男なんです(笑) 今回の相手、なんか同じ香りがする? ようわからんシクラメンの香りみたいなこと言ってるようなこの二人と、フェイス・オブ・愚問? なんかようわからんグダグダなコンビ? その相手だったら、まあ我々、熱い熱い夫婦の絆、夫婦の愛でこいつら2組ともペロンペロンのペロペロンのグデングデンのフエンフエンに倒してまうから。皆さん、ぜひ会場で元日1月1日、日本武道館で俺たち夫婦のベルトV5するところ、ぜひぜひ観に来てくだ…さい」
▼HAYATA「(アレハンドロ&カイに向かって)おい、お前ら兄弟か?」
※アレハンドロとカイが同時に立ち上がって
▼アレハンドロ「同じ香りです!」