はっぱ……? そう、大麻です。「麻」は太古の時代から人類に愛された素材、日本では穢れを祓う神聖な素材として神具や横綱(相撲)の綱に使われるだけでなく、庶民の日常着としても広く長く使われてきました。エドウインのコンセプトショップ「EDWIN TOKYO HARAJUKU」のオープン8周年を記念し、綿を使うことが一般的なデニムに古くから親しまれてきた「大麻」を使った8周年限定の88(はっぱ)デニムを発売します。

太古の時代から広く使われてきた大麻布

現代では一般的な素材である「綿」の日本での歴史は実は浅く、一般に広がったのは江戸時代の末期に近づいた頃でした。それまでの日本の織物は主に、「絹」「麻」そして「葛」「藤」などを材料にすることもありました。麻布の代表的なものは「亜麻(あま・リネン)」ですが、日本で亜麻の栽培が始まったのは明治時代以降であり、それ以前の主流は、「大麻(たいま・ヘンプ)」や「苧麻(ちょま・ラミー)」、中でも一般的に広く普及した織物は、大麻を用いた「大麻布」でした。デニムは綿を使用するのが一般的ですが、エドウインは日本で古くから広く使われてきた「大麻」に着目し大麻布のデニムを作りました。

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純度100%

高強度、高吸湿性といった素材特性を持つ麻を混合したヘンプデニムは多く存在しますが、この88(はっぱ)デニムは従来のヘンプデニムとは比べものにならないほど手間がかかっています。一般的なヘンプデニムに使用される糸は経糸(たていと)に綿を使用し、緯糸(よこいと)に大麻糸もしくは綿と大麻の混紡糸を用いていますが、88(はっぱ)デニムは経糸(たていと)緯糸(よこいと)共に、大麻(ヘンプ)100%の糸を使用しています。