連覇狙う令和ロマンに「こんな奴、叩き潰してやりますよ!」 M-1ファイナリストたちが勢ぞろい

今年で20回目を迎える漫才頂上決戦『M-1グランプリ2024』(ABCテレビ・テレビ朝日系)のファイナリストが12月5日(木)に決定しました! この日行われた準決勝直後に都内で会見が行われ、マヂカルラブリー(野田クリスタル、村上)がMCを務めるなか、決勝進出を決めた9組が喜びや意気込みを語りました。


出典: FANY マガジン

令和ロマン・松井「1000万円を取り返しに」?

今回の大会はエントリー数が1万330組と、史上初めて1万組を突破。準決勝では、予選を勝ち上がった31組が渾身の漫才を披露しました。厳正な審査の結果、決勝進出を果たしたのは以下の9組です。

●ママタルト(大鶴肥満、檜原洋平)=2016年結成・初決勝進出
●令和ロマン(髙比良くるま、松井ケムリ)=2018年結成・M-1グランプリ2023優勝
●ジョックロック(福本ユウシュウ、ゆうじろー)=2022年結成・初決勝進出
●真空ジェシカ(ガク、川北茂澄)=2012年結成・決勝進出は2021、2022、2023に続いて4回目
●エバース(佐々木隆史、町田和樹)=2016年結成・初決勝進出
●トム・ブラウン(布川ひろき、みちお)=2009年結成・決勝進出は2018に続いて2回目
●ダイタク(吉本大、吉本拓)=2009年結成・初決勝進出
●ヤーレンズ(楢原真樹、出井隼之介)=2011年結成・決勝進出は2023に続き2回目
●バッテリィズ(エース、寺家)=2017年結成・初決勝進出

昨年のチャンピオンである令和ロマンは2年連続で決勝進出。高比良は「審査発表が終わったら、それぞれ決勝に行った人のもとに駆け寄りますけど、誰にも駆け寄られなかった」と話し、大きな笑いが起きました。昨年の優勝賞金をすべて髙比良に渡した松井は「今年、僕は(1000万円を)取り返しに来ました。忘れ物は1000万円です」と意気込みます。


出典: FANY マガジン

過去にも連覇に挑んだチャンピオンはいましたが、優勝した翌年の大会でストレートに決勝進出したのは令和ロマンが初めてです。高比良は「敗者復活戦にまわったら炎上するだろうから、絶対に(ストレートで)決勝に行かなきゃなと思ってたので行けてよかったです」と安堵の表情。一方の松井は「M-1の長~いウィキペディアに載れるのは嬉しいです」と喜びを表現しました。

そして、今大会の優勝の決め手はなにかと問われると、髙比良は「20回大会ということで、M-1への愛じゃないでしょうか」と回答。松井は「いちばん面白い漫才をした人が優勝すると思います」と、“ド直球”の答えで笑いを誘いました。

昨年、準優勝だったヤーレンズも2年連続の決勝進出。令和ロマンへのコメントを求められると、出井は「こんな奴、叩き潰してやりますよ! このいけすかないエリート小僧を、オレたち持たざる者が!」と過剰にあおります。そのうえで「今年こそは倒したいと思います。(令和ロマンが)出てくれて嬉しいです」とライバルを称えました。

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エバースは準決勝までの全ライブで噛んだ!?

ラストイヤーで悲願の決勝進出を果たしたのはダイタクの2人。大は「(準決勝に)6回も出てると、(決勝進出者が)過半数呼ばれた段階で諦めるんですよ。今回も諦めてたら呼ばれたんで嬉しかったです」と喜びます。MCのマヂラブ・村上に「泣いてはないんですか?」と聞かれると、大はこう答えました。


出典: FANY マガジン

「発表のときはうるうる来てたけど、涙は流れなかった。けど、発表が終わって後輩とかがバーッと“出所明け”くらいに寄ってきてくれて、泣きました。ホッとしたみたいな気持ちでしたね」

ダイタクのほか、初の決勝進出コンビはエバース、ジョックロック、バッテリィズ、ママタルトです。

10月の『NHK新人お笑い大賞』優勝で勢いを増すエバース・佐々木は「M-1で名前を呼ばれる人生だったんだと思った」と喜びを噛みしめます。一方、相方の町田は「ゾーンに入ってて、(決勝進出発表で)名前を呼ばれたときは脳に届いてない感じでした」と夢見心地の様子。


出典: FANY マガジン

エバースは、2人とも緊張すると噛んでしまうタイプだといいます。佐々木は「準決勝行きますって決まってからの2週間、緊張しないように全部のライブを本当の準決勝だと思ってネタをやったら、全部のライブで噛んだんです」と告白して、大きな笑いが起こりました。