男性更年期プログラムを利用する流れを聞いた

広報担当者に、『ルナルナ オフィス』の男性更年期プログラムを利用する際の流れを聞いた。

「まずは導入いただいた企業様の従業員を対象に、男性更年期障害に関する基礎知識を学んでいただくために、泌尿器科の専門医によるセミナーの実施、あるいはセミナー動画を提供します。セミナーは男女関係なく全従業員が受けることができ、会社全体のヘルスリテラシーをあげることを目的としています。

その後、希望する35歳以上の男性従業員には、オンライン診療を通じた男性更年期外来受診の機会を提供します。自身のスマートフォンまたはPCより、オンライン診療サービス『ルナルナ オンライン診療』を使って『ルナルナ オフィス』の提携医療機関に予約、受診していただきます。オンライン診療では医師への相談が可能なほか、医師が必要と判断した場合には漢方の処方がされ、漢方は自宅に郵送されます。従業員のオンライン診療の受診や漢方の処方にかかる費用は基本的には企業様負担です。

約半年後にプログラム参加者にアンケートをとり、症状の改善度や、仕事のパフォーマンスに効果があったかなど、効果検証の結果をまとめ、企業へフィードバックするところまでを提供しています」


企業が『ルナルナ オフィス』の男性更年期プログラムを導入した際、最初に行われる、泌尿器科の専門医によるセミナーの内容がこちら。(写真はセミナー動画の一部分)。


男女問わず全従業員がセミナーを受けることができ、男性更年期障害に関する基礎知識を学んでいく。

(広告の後にも続きます)

『ルナルナ オフィス』の男性更年期プログラムの未来は?

男性更年期プログラムは現在実証導入中であり、広報担当者によると、現在の導入先は「ポーラ・オルビスホールディングス様とエムティーアイの2社のみ」。今後は、実証による効果検証の結果などを踏まえ、本サービスとして提供予定だという。

現状、企業が『ルナルナ オフィス』を導入した理由は、女性従業員が多いため女性をサポートするサービスとして導入する場合もあれば、女性従業員が少ないからこそ手厚くサポートしたいと導入する場合もあり、ケースバイケース。共通しているのは、「女性活躍や健康経営の一環として導入していただくことが多い」とのこと。将来的に男性更年期プログラムが新サービスとして加わることで、『ルナルナ オフィス』はより幅広い企業にアプローチできそうだ。

文/金山靖 写真提供/株式会社LIFEM