スネル加入でWS胴上げ投手が同地区ライバル球団に移籍する可能性? 公式サイト記者がド軍ローテを考察

 現地12月3日、ドジャー・スタジアムでサイ・ヤング賞を2度受賞したブレイク・スネルが入団会見を行ない、正式に5年1億8200万ドル(約273億円)で、ロサンゼルス・ドジャースの一員となった。

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 この移籍をきっかけに、MLB公式サイト『MLB.com』のマニー・ランダワ記者は、ドジャースのフリーエージェント選手が、同地区のライバルチームに移籍するようなシナリオを考察し始めたと、現地5日、ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』が報じた。

 ランダワ記者が注目している選手のひとりとして、先発投手でありワールドシリーズで胴上げ投手となったヒーローでもあるウォーカー・ビューラーが挙げられる。
  ランダワ記者は、「スネルの加入と、負傷していたタイラー・グラスノー、トニー・ゴンソリン、ダスティン・メイの先発投手の復帰が予想されるため、ドジャースでのビューラーの立場が危うくなる可能性がある。これは、昨シーズン、終盤の追い上げにもかかわらず、ナショナル・リーグ西地区でドジャースに追いつけなかったサンディエゴ・パドレスにとって朗報かもしれない」と指摘。そのうえで、同記者は「ワールドシリーズ制覇に貢献したビューラーを、ディラン・シース、ダルビッシュ有、マイケル・キングがいるローテーションに加えれば、すでに強力なサンディエゴは2006年以来の地区優勝に向けてさらに脅威になるだろう」と見解を示した。

 スネルの加入にグラスノー、大谷翔平らの復帰で2024年終盤戦とは大きく異なる顔ぶれとなりそうな来季ドジャースの先発ローテーション。はたして、ビューラーはいかなる選択をするだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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