多国籍ガールズグループLapillusのライブに2週間で4回も参戦してすっかりハマってしまった話

【父娘のコラボブログ:K-POPとその周辺のお話・17】6人組のK-POPガールズグループで2022年にデビューした「Lapillus(ラピルス)」。ラテン語で「小さな石」を意味し、それが光を受けてさまざまな色に輝くことから、メンバーたちがそれぞれの個性を発揮し、多彩な魅力を放つ存在でありたいという願いが込められています。

Lapillusのメンバー(筆者撮影)

●Lapillusはどんなグループ?



 Lapillusには、個性的で多様性にあふれるメンバーが集まっています。

・シャナ(日本出身):リーダー、圧倒的な高音ボーカル

・ユエ(アメリカ出身):ボーカル、ダンスもこなすオールラウンダー

・シャンティ(フィリピン出身):父がアルゼンチン人、フィリピンで俳優やモデルもこなすビジュアル担当

・ソウォン(韓国出身):ラップ担当、とにかくかわいい

・ハウン(韓国出身):マンネ、クールなダンス担当

・ベシ(韓国出身):パワフルなボーカル(今回のライブには不参加)

 日本人メンバーでLapillusのリーダーでもあるシャナは、Kep1erを生んだサバイバルオーディション番組「Girls Planet 999」(通称ガルプラ)でファイナルまで残ったメンバーであり、高音の伸びが素晴らしい歌声でその才能と魅力を披露して多くの視聴者を魅了しました。今回のライブは日本での開催ということもあり、ライブ中はシャナが自らMCを務め、各メンバーが韓国語でコメントをするたびに、ファンのために日本語に通訳してくれました。

 Lapillusの音楽スタイルはエネルギッシュで、かつてのBLACKPINKを彷彿するような強烈なビートとキャッチーなメロディーが持ち味です。ライブではパワフルでダイナミックなパフォーマンスを見ることができます。

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●新大久保で2週間の間に16回の公演



 ライブは新大久保にあるFC LIVE TOKYOというライブハウスで、11月2日から17日まで全部で16回開催されました。筆者はもともとガルプラでシャナの歌声に魅了され、その後Lapillusのメンバーとしてデビューしたことにも注目していました。しかしながらLapillusの活動はあまり活発とはいえず、昨年から新しい曲がリリースされていないこともあり、今後の行く末については心配をしていました。

 このような状況ではありましたが、今回、日本で1カ月間活動を行い元気な姿を見せてくれ、ファンとしては安心しました。今年4月にフィリピン出身のメンバーであるシャンティが活動を休止するという発表がありましたが、今回のライブでは東京公演の後半からパフォーマンスに参加してくれたのも嬉しいニュースでした。

 筆者はLapillusのことを知っていたものの、正直にいえばライブを見に行くほど興味があったわけではありませんでした。でも、今回のライブのうち3回は無料SHOWCASEでしたので「無料なら行ってみようかな」と、まず11月6日の無料SHOWCASEに行くことにしました。

 ライブハウスでのパフォーマンスということもあり、ステージと客先がとても近くて、メンバーを間近に見ることができたのは新鮮に感じました。目の前で繰り広げられるライブはとても迫力があり、筆者は徐々にLapillusにハマっていきました。ライブの途中にはゲームコーナーがありましたが、観客にも話を振ってくれたりして、思いがけずメンバーとコミュニケーションがとれたことも楽しかったです。

 もともとシャナを観たくてライブに行ったのですが、ライブの途中ではダンスカバーチャレンジのコーナーがあり、目の前でパフォーマンスするマンネ(末っ子)のハウンのパフォーマンスがカッコよくてファンになってしまいました。加えてハウンは歌のパートも多く、力強いボーカルを聴かせてくれました。彼女は日本語があまり得意ではないからか、MCではあまり話をしないのですが、それが逆にクールなイメージを出していました。グループ結成当初は“Lapillusの輝く末っ子”と呼ばれ、その時点ではK-POP史上最年少でのデビューであったそうです。

Lapillusの輝く末っ子ハウン(筆者撮影)