忙しい現代人、そして、私のようなズボラ人間にとって、お湯を入れるだけですぐ出来上がる「フリーズドライ食品」は手放せないアイテム。
弊サイトでは毎年、フリーズドライ市場をリードする「アマノフーズ」の福箱を開封してきたのだが……実は今回、ちょっと浮気しちゃいました。
というのも、最近出会ったコスモス食品というメーカーのフリーズドライ食品がお気に入りなのだ。知らない方もいると思うけど、とりあえず福箱開封を見ていってくださいな!
・宇宙な企業!? コスモス食品
英語で「調和のとれた宇宙」を意味する「コスモス(cosmos)」。
そんな壮大ワードを社名に冠した「コスモス食品」は、フリーズドライ一筋50年という歴史ある食品メーカー。
企業理念が「宇宙自然の恵みを、宇宙自然の力で活かす」と、なかなかにぶっ飛んだ会社なのだが、作っている商品はめちゃくちゃ地に足着いている。「おじや」とか「おみそ汁」とかね。
そんなコスモス食品が、11月末より冬の福箱(8000円)を販売していたので、今回初めて購入してみたぞ! 中身は以下の通りだ。
・ごぼうがいっぱい入った豚汁(10食)
・海峡で育ったわかめのおみそ汁(10食)
・海藻がいっぱい入った丸ごと梅のお吸い物(10食)
・生姜スープ(10食)
・AWATAMAオニオンスープ(10食)
・牛ひき肉のブラウンスープ お試し3食セット
・ORGANIC POTAGEプチアソート
・生姜でぽか活 ねぎらいおじや(2食)
・柚子でつや活 ごほうびおじや(2食)
・やすらぎ ぜんざい(2食)
・ほのぼの ゆず茶(2食)
・まったり 甘酒(2食)
さすがフリーズドライだけあって、いろいろ入っているのにダンボールが軽い! 全部で11000円相当の商品が入っているとのことなので、普通に購入するより3000円得したようだ。
まずはフリーズドライの定番、お味噌汁とお吸物。福箱には「ごぼうがいっぱい入った豚汁」と「海峡で育ったわかめのおみそ汁」、そして「海藻がいっぱい入った丸ごと梅のお吸い物」が10袋ずつ入っている。
私(まろ)がコスモス食品にハマったのは、この豚汁からなんだよね。
初めて入手した際、主張が強めのパッケージも、やたら長い商品名ももちろん気になったんだけど……、
なにより、1袋に2つ塊が入っているインパクトが強すぎて。当時は知らずに開けたから、分離したかと思ってビビったよね。
これはコスモス食品独自のニコニコ製法。味噌と具材を別々にフリーズドライにすることで、お湯で戻した時にそれぞれの風味が一層引き立つんだとか。たしかにお湯を入れた瞬間に、おいしそうな香りがぶわっと立ち上がった!
全体としてはとにかくホッとする優しい味。疲れてヘトヘトになって帰った時でも、身体にスっと入っていきそうな感じだ。食材の味と香りが生きている……!
それでいて具だくさんなのも嬉しい。豚汁なんて、よくもまあこんなキューブにこれだけ詰まってたなってくらい、具材が入っている。普通に購入すると1つ173円とちょいリッチなお値段だが、このクオリティなら納得でしかない。
ほかにも、ちょっぴりスパイシーでコク深い「AWATAMAオニオンスープ」や、これからの季節に嬉しい「生姜スープ」、
あとは、小腹が空いた時にピッタリの「おじや」や、フリーズドライとしては珍しい「ぜんざい」や「甘酒」などのスイーツ系も入っていたぞ。
おじや2種のみ賞味期限が25年4月とフリーズドライにしては短めであったが、ほとんどの商品は2026年の春先まで楽しめるものとなっていた。水で戻せる商品もいくつかあったから、備蓄としても良いかもしれない。
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・福箱は現在も販売中!
初めて買ってみたけど、コスモス食品の福箱……とても良い! 欲を言うならばもう少し味噌汁の種類がバラエティに富んでいたら嬉しかったが、味噌汁以外の新たな商品にいろいろと出会うことはできたな。
スープ・味噌汁系だけで50個は入っているから、2ヶ月は汁物に困らない生活が送れそう。まぁ、おいしすぎて朝晩飲んで一瞬で無くなる未来が見えるけども。
あとは、素材や原料にこだわっているというのが伝わってきたのが印象的であった。私は食品の裏側表示を結構気にするタイプなのだが、今回福箱に入っていた商品は、どれも自信を持って子供や家族に勧められると思ったぞ。余計な添加物とか全然入ってない!
企業理念が宇宙規模だなんて大丈夫か? と思いきや、知れば知るほど実直かつ素朴なメーカーで、ますますファンになってしまったな。福箱はコスモス食品の公式オンラインショップで12月6日現在も販売中。数量限定で無くなり次第終了なので、気になる方はお早めに!
参考リンク:コスモス食品オンラインショップ
執筆:まろ
Photo:RocketNews24.