個性豊かな登場人物たちを一挙紹介『ウィキッド ふたりの魔女』の色鮮やかなキャラクタービジュアル

不朽のミュージカル「ウィキッド」を、エミー賞やグラミー賞、トニー賞など数々の受賞歴を持つシンシア・エリヴォと、グラミー賞の常連アーティストとして知られるアリアナ・グランデをW主演に迎えて映画化した『ウィキッド ふたりの魔女』(2025年3月7日公開)。このたび主人公のエルファバ、グリンダをはじめ、幻想的なウィキッドの世界へと誘う色鮮やかなキャラクタービジュアル全10種が解禁された。


【写真を見る】シンシア・エリヴォ&アリアナ・グランデが演じるエルファバ&グリンダ / [c]Universal Studios. All Rights Reserved.
名作小説「オズの魔法使い」で少女ドロシーがオズの国に迷い込む前にさかのぼり、やがて世界に“悪い魔女”と“善い魔女”として語られることになる2人魔女の始まりを描く本作。エリヴォが後の“悪い魔女”エルファバ、グランデが後に”善い魔女”と呼ばれるグリンダに扮する。

全身黒の衣服を身にまとい、エメラルドシティを背に凛とした表情を見せるのちの“悪い魔女”エルファバと、ティアラにピンクのドレスという装いで、シャボン玉に包まれ優雅に宙に舞うのちの“善い魔女”グリンダ。周りからうとまれ1人孤独に過ごしてきたエルファバと、愛情いっぱいに育てられ、常にクラスの人気者として生きてきたグリンダ。オズの国の最高学府シズ大学で出会った2人は、最初こそ性格や育ってきた環境の違いから反目し合うが、徐々にお互いを理解し友情を深めていく。そしてこの出会いが、2人の人生と、オズの国の運命を永遠に変えてしまうことになる。


シズ大学に転校してくるウィンキー国の王子フィエロ(ジョナサン・ベイリー) / [c]Universal Studios. All Rights Reserved.
そんな2人の物語に影響を与えるのが、シズ大学に転校してくるウィンキー国の王子フィエロ(ジョナサン・ベイリー)。美しい毛並みの馬をなでながら後ろを振り返る色気たっぷりの甘いマスクからも想像がつくとおり、転校初日からフィエロに見惚れる生徒が続出。女子生徒のみならず学校中を虜にしていく。


シズ大学の魔法学の権威マダム・モリブル(ミシェル・ヨー) / [c]Universal Studios. All Rights Reserved.
また、険しい表情で天候を操る魔法を繰り出しているのは、シズ大学の魔法学の権威マダム・モリブル(ミシェル・ヨー)。多くの学生が彼女の元で学びたいがためにシズ大学に入学してくるほどのカリスマ性を誇り、エルファバの才能にいち早く気づく人物である。


最も偉大で恐れられているオズの魔法使い(ジェフ・ゴールドブラム) / [c]Universal Studios. All Rights Reserved.
さらに、予告編でも強烈なインパクトを残す迫力満点の巨大な頭を操るのは、オズの国を統治し、最も偉大で恐れられているオズの魔法使い(ジェフ・ゴールドブラム)。ほかにも、ひそかにグリンダに好意を寄せているマンチキン国出身のボック(イーサン・スレイター)や、車椅子に乗り優しく微笑むエルファバの妹ネッサローズ(マリッサ・ボーディ)、グリンダの友人でゴシップ好きの皮肉屋ファニー(ボーウェン・ヤン)と、同じくグリンダの友人でファニーの相棒のシェンシェン(ブロンウィン・ジェームズ)、そしてシズ大学で歴史学部を率いる動物教師の1人、ディラモンド教授(ピーター・ディンクレイジ)など、個性的で魅力あふれるキャラクターたちを収めた、豪華なビジュアルとなっている。

11月22日に全米で公開されるやいなや記録的大ヒットスタートを切り、世界各国で“ウィキッド旋風”を巻き起こしている本作。個性豊かな登場人物たちとともに青春時代を過ごしたエルファバとグリンダの絆、そして世界が涙する彼女たちのドラマチックな運命など、せつなくて美しい感動のエンタテインメント作品をぜひ劇場で味わってほしい。

文/山崎伸子