「東京ラーメン」の老舗名店を紹介! 一番うまいと思う店はどこ?

 日本のラーメンの原点と言われている「東京ラーメン」。ストレートの中華麺を使ったラーメンから、和風だしを使用したしょうゆ味のスープに、ちぢれ麺を使用した古き良き「中華そば」といったイメージを持つ人も多いと思います。

 ラーメンを普及させた立役者的なお店が、1910年に浅草公園に開店した「來々軒」と言われています。二郎系や横浜家系をはじめ、さまざまなジャンルのラーメン店が増え、インパクトのあるラーメンや濃厚なスープが主流になっている現在でも、繊細なしょうゆラーメンを提供する「東京ラーメン」のファンも少なくないでしょう。

 東京ラーメンの中でも、背脂を入れたパンチのある「東京背脂系ラーメン」や都心から離れたところで発展した「荻窪ラーメン」「八王子ラーメン」などさまざまな分類があります。

 本記事では「東京ラーメンの老舗の名店」というテーマについて考えていきます。

東京ラーメンの老舗の名店

 秋葉原駅の近く、外神田に店を構えている「味の萬楽」は1912年創業、100年以上の歴史を持つ老舗です。現在は4代目の女性店主が創業時の味を守り続けています。ラーメンはもちろん、こだわりの「おかゆ」も絶品です。

 また、正式な記録は残っていないですが、大正時代に創業し1929年に銀座にある現在の店舗を構えた「萬福」は木挽町仲通りにあるレジェンド的存在の中華料理店。ランチタイムでは中華そばやワンタンメンなどラーメンメニューはもちろん、レバニラ炒めや麻婆豆腐などの定食が1000円以下で食べられます。

 また、東京のラーメンを語る上で欠かせないのが「丸長のれん会」の存在。現存するお店では「丸長 目白店」や、「中野大勝軒」出身で、ラーメンの神様と呼ばれた故・山岸一雄さんが創業した「東池袋 大勝軒 本店」、埼玉県草加市にある「荻窪らーめん栄龍軒」、荻窪にある「中華そば 丸信」など、荻窪ラーメンの名店たちは現在のラーメン文化の発展に大きな影響を与えています。

 この他にも浅草にある1910年創業の老舗「来集軒」や、1935年創業の王子の名店「かいらく」、小竹向原の環七通り沿いで1984年から30年営業している「ラーメン一番」など、さまざまな名店が存在します。あなたが好きな「東京ラーメン」のお店はどこですか?