【WWE】新US王者・中邑にナイトとアンドラデが挑戦要求も 新ブラッドラインが無差別襲撃

 スマックダウンが現地時間6日、ミネソタ州ミネアポリスで行われ、新US王者・中邑真輔にLAナイト、アンドラデが次々に挑戦を表明。ソロ・シコア率いるニューブラッドラインがナイトとアンドラデを無差別襲撃した。

 中邑は11・30『サバイバーシリーズ』でナイトを破って5年10ヵ月ぶり3度目となるUS王座戴冠を果たした。この日、USベルトを巻いて、おどろおどろしさを増した顔面ペイントで登場。リング上にベルトを置くと座礼した。

 すると前王者・ナイトが入場ゲートに現れ、「今、俺が見ているのは史上最低のUS王者だ。汚い手で勝っても本物にはなれないぜ」と中邑批判を展開。「本物は今、お前のことを見ている男だ。そして今、お前は俺のベルトを持っている。今すぐここで俺とリマッチしろ」と再戦を要求した。

 中邑は不敵な笑みを浮かべながら無言のまま。ナイトはリングへと歩を進めながら「だんまりか? 石ころより無能だな。お前、復帰してから俺に不意打ちしかしてないよな。あとは毒霧だな。だからこれを持ってきた。LAナイト仕様の毒霧ブロックだ」とサングラスを装着。「これをつけてればもう安心。てめえを心置きなくぶちのめせるぜ」と臨戦態勢を取った。

 そこへ現れたのが先週、中邑との一騎打ちに敗れたアンドラデ。「LAナイト、中邑と戦うのは俺だ。こいつとはまだ終わっていない」と主張した。当然、ナイトも譲るつもりはない。「待て、俺はこいつに借りを返す。王座を取り戻したら、やらせてやるぜ」と言い放った。

 ここで突然ニューブラッドラインの面々が現れた。タマ・トンガがアンドラデ、ジェイコブ・ファトゥがナイトを襲撃。中邑は口から黒い液体をたらしながらブラッドラインを威嚇したが、ゆっくりとリングを降りると去っていった。

 するとシコアがアンドラデ、ナイトにサモアンスパイクを次々に叩き込むと、「ブラッドラインが終わったとでも思ったか? 弱体化したとでも思ったか? ウォーゲームズで兵を二人失ったから選ばれし者じゃないとでも思ったか? ナメてんじゃねえぞ。誰でもかかってこい。こうしてやるからよ。ブラッドラインがいつでもぶちのめしてやる」と吠えまくった。

 ニューブラッドラインは『サバイバーシリーズ』におけるウォーゲームズ戦でローマン・レインズ率いるオリジナルブラッドラインとの全面対決に敗戦。ブロンソン・リードが足首骨折、トンガ・ロアが上腕二頭筋断裂の重傷を負い、戦線離脱を余儀なくされた。それでも停滞ムードを払しょくするように無差別テロを敢行。全方位に宣戦布告したシコアは「一族の長は俺だ。文句があるヤツらも最後はこうすることになるだろう」と言い切った。

 今回のスマックダウンの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。