パナソニックは2025年1月下旬に、新開発の「エコロータリー コンプレッサー」(9.0kWクラスを除く200V機種に搭載)によって、冷房運転時の最小出力0.3kWを実現するとともに、設定温度到達後の室温安定時に運転オン・オフの頻度を抑えて、快適な室温・湿度のキープと消費電力量削減を両立したルームエアコン「エオリア」Xシリーズを発売する。能力クラスは2.2~9.0kWで、価格はいずれもオープン。
「エオリア」Xシリーズ
●設定温度到達後の室温安定時に運転オン・オフの頻度を抑える
「エオリア」Xシリーズは、冷房において設定温度到達後に少ないパワーで運転する割合が多いことから、コンプレッサー構造を刷新した「エコロータリーコンプレッサー」を搭載した。冷房運転時の最小出力を約40%低減し、非搭載機種でも約25%低減させることで、パナソニックのエアコンとしてははじめて、最小出力0.3kWを実現している(9.0kWクラスを除く)。
最小出力を下げることによって、設定温度を維持するための運転オン・オフの頻度が抑えられ、温度や湿度の変化を少なくできるため、長時間運転でも快適さをキープしつつ、消費電力量を削減する。
さらに、フィルター掃除や熱交換器の洗浄、ナノイーX内部クリーンといった、「エオリア」の清潔機能をワンボタンで一括して実施可能な、「集中おそうじ」機能を新たに搭載している。エアコンを清潔に保てるだけでなく、エアコンの使い始めの気になるニオイを低減する。
そのほか、従来機種でも好評だったエネチャージ、エコインバーター制御もあわせた3つの省エネ技術を搭載し、エアコンの長時間使用や今後広がる高気密高断熱な住宅にもマッチしている。