『世界最強タッグ決定リーグ戦2024』後楽園ホール(2024年12月8日)
GAORA TVチャンピオンシップ ○宮本裕向vs立花誠吾×

　宮本が立花を熱戦の末に破ってGAORA TV王座を戴冠。田村の挑戦表明を受諾した

　12・5新木場大会で宮本が挑戦を表明し、立花V3戦となるGAORA王座戦が決まった。

　“ヤンキーvsエセヤンキー”と称された一戦。場外戦から守勢を強いられた立花が「痛くもかゆくもねえ」と勝ち気に言い放ち、首攻めも耐えしのぐ。そして、起死回生のバックドロップからトペコンヒーロにつなげて「アニキ」コールを巻き起こした。引かない宮本もカウンターのフロントスープレックスを皮切りに猛攻を浴びせると、ヤンキー同士ばりに真っ向からエルボーを打ち合って気合いをぶつけ合う。

　宮本はカウンターのフランケンシュタイナーを決めたが、ムーンサルトを狙ってコーナーに上がると、察知した立花が雪崩式えびす落としで逆転。イケメン落としも繰り出した。負けじと宮本はハンドスプリングオーバーヘッドキック、投げ捨てジャーマン、蒼魔刀と猛追に出るものの、立花は強烈なエルボーで鎮圧。ローリングエルボーからショートレンジのヤンキーハンマーを振り下ろしたが、2発目は宮本が寸前で回避し、ビンタを一撃。抵抗する立花を豪快なパワーボムで投げ捨てる。それでも沈まないとみるや、ファイヤーサンダーで突き刺すと、ムーンサルトプレスでダメ押しして熱戦を制した。

　宮本が立花との熱戦を制してGAORA王座を奪取。全日マットにおける初のシングルタイトル戴冠を果たし、「獲ったよ。バカの時代になって、獲りました。なんか6人タッグも挑戦するって言ってたから、バカの時代のベルトばっかにしましょうよ。みんなベルトを持っていたらもっと面白い。やりましょうよ」とバカの時代によるベルト独占を描いた。

　そこへ現れたのが田村。「宮本さんはバカじゃない。もっとギラギラしている。明るく楽しくもある。それも大切。激しいものも大切。宮本さんは激しいものもある」と新王者に一目を置くと、「もっとギラギラしてやっていきましょうよ。ルールだって何だっていいんですよ、GAORAだから。やりましょう。何でもやりましょう」と挑戦を表明した。宮本に拒む理由はなく受諾。「早いですね。これがチャンピオンの宿命ですか。長らくね、チャンピオンじゃなかったから。チャンピオンというものを忘れてたから。チャンピオンというのは追われる立場じゃないといけないし、興味がないと言われたらそれまでだし、興味のあるベルトにしないといけないんで。頑張ります」と王者の責務とともに誓っていた。

【試合後の宮本】

▼宮本「よっしゃあ。獲ったよ。バカの時代になって、獲りました。なんか6人タッグも挑戦するって言ってたから、バカの時代のベルトばっかにしましょうよ。みんなベルトを持っていたらもっと面白い。やりましょうよ。よかった」

※田村が現れると

▼宮本「なんだ? 男児」

▼田村「宮本さん、おめでとうございます」

▼宮本「ありがとう。バカになる?」

▼田村「バカにならない」

▼宮本「どういうことだよ? じゃあ」

▼田村「宮本さんはバカじゃない。もっとギラギラしている。明るく楽しくもある。それも大切。激しいものも大切。宮本さんは激しいものもある。激しいものもありますよね? 目を見たらわかりますよ。激しいものもあります。わかります。今日、ベルトを戴冠して、タイトル戦をやって。激しいものがあったじゃないですか? バカの時代だけじゃない。宮本さんのギラギラしたものをもっと見たい」

▼宮本「試合するってこと?」

▼田村「挑戦させてください。GAORAのベルトに挑戦させてください:

▼宮本「早いよ。早いけどやります。ベルトを獲ったからにはやるけど」

▼田村「ギラギラしたものを。バカやってんじゃないと。バカだけじゃないと」

▼宮本「GAORAの価値を上げたのは立花かもしれないから、それをもっと上げていかないといけないし」

▼田村「もっとギラギラしてやっていきましょうよ。ルールだって何だっていいんですよ、GAORAだから。やりましょう。何でもやりましょう」

▼宮本「わかりました。ちょっと早くてビックリしたけどやろう」

▼田村「お願いします」

※田村が去っていくと

▼宮本「早いですね。これがチャンピオンの宿命ですか。長らくね、チャンピオンじゃなかったから。チャンピオンというものを忘れてたから。チャンピオンというのは追われる立場じゃないといけないし、興味がないと言われたらそれまでだし、興味のあるベルトにしないといけないんで。頑張ります。まずは第一歩、田村男児の挑戦を受けます」