【新日本】棚橋が反則暴走 1・4EVIL戦は“1年早い引退"かけたランバージャック戦に

『WORLD TAG LEAGUE 2024』グランメッセ熊本(2024年12月8日)
○EVIL&成田蓮&高橋裕二郎&SHO&金丸義信vs矢野通&ボルチン・オレッグ&本間朋晃&邪道&棚橋弘至×

 棚橋がEVILをイスでめった打ちにして反則負け。1・4東京ドーム大会でのEVIL戦に1年早い引退をかける意向を示し、ランバージャック戦をぶち上げた。

 2026年1月に引退する棚橋は1・4東京ドーム大会でEVILを相手に引退ロード第1弾に臨む。12・6薩摩川内大会におけるWORLD TAG LEAGUE公式戦ではEVILにピンフォール負け。EVILは1・4ドームで引退に追い込む構えをみせた。

 最終戦となったこの日、棚橋とEVILが6人タッグで対戦。棚橋がお株を奪う入場時襲撃を仕掛けると、EVILを鉄柱に激突させ、何度もフェンスに投げつけた。開始のゴングが鳴っても棚橋はEVILにエルボーを連打し、ブレークを命じるレフェリーを突き飛ばすと、怒声とともに太陽ブローを連打した。

 EVILもタッチロープを利してのチョーク攻撃で反撃し、「棚橋、次のドームで引退するって自分の口で言ってみろ!」と迫った。棚橋も当然「うるせえ、このヤロー!」と拒否したが、金丸の足4の字固めなど拷問軍の足攻めに苦しめられた。

 その後、棚橋はスリングブレイドでEVILに逆襲。EVILをコーナーにへたり込ませてストンピングを連発した。再びブレークを命じるレフェリーを突き飛ばし、串刺し攻撃を狙ったが、EVILがレフェリーへの誤爆を誘う。東郷のスポイラーズチョーカーで絞め上げられても、棚橋はEVILのイス攻撃を阻止。奪ったイスでEVILをめった打ちにし、拷問軍を次々に蹴散らした。なおもEVILをイスで殴りまくると、反則裁定が下された。

 ゴングが乱打されても棚橋の暴走は止まらず。EVILをイスでめった打ちにした。そしてマイクを握った棚橋は「てめえ! 引退、引退うるせえな」と怒声を上げ、「おい、そんなに俺にいなくなってほしいか? そうか。1年早いか遅いかの違いだ。次の1・4俺とお前の試合、引退かけてやるよ」と宣言。「その代わりセコンドの手出しなしだ。ランバージャックでやってやるよ。よーく覚えとけ」とEVILのセリフを拝借して通告した。

 引退は1年以上も先だが、EVILの暴挙に腹を据えかねたか、棚橋は1・4ドームでの一騎打ちに“1年早い引退”をかける覚悟を決めた。退路を断った逸材は有無を言わさずEVILを討伐する構えだ。