球筋を打ち分けるコツは“グリップ”にあり!アプローチが上達する練習法とは?

ウエッジの寝ているロフトどおりにインパクトできる


右手のひらを上に向けて振るとフェースも上を向く(画像左)
→右手首をリリースして右手のひらをさらに上に向ける(画像右)

バンカー越えなどボールを上げたいときや、ピンが手前で高さで球を止めたいときは、ロフトが寝ているSWを使います。56~58度あるロフトを立てずに打つには、ハンドレート気味でインパクトするのが重要なポイントで、そのためには右手のひらをやや斜め上に向けるストロンググリップが有効になります。

低く転がすアプローチとは違い、右手首は甲側に折ったり、右手をインパクトで急激に閉じたり、開いたりする必要もありません。終始、右手をややストロンググリップにしてできた「右手が開いた状態」をキープしてスイングする。フォローでは、右手のひらが上を向くように振り抜くのが目安となります。

フォローで右手のひらを横や下に向けず、上に向ければフェースも上を向く。ロフトが寝た状態をキープできるのでボールが高く上がる。

右手のひらをグリップの下から添えるように握ってから、親指と人差し指の付け根は締めるのがストロンググリップ

両腕とシャフトで大文字の「Y」を作る

ボール位置はスタンスの中央か左カカト内側。手元を体の中心にセットして、大文字の「Y」の形で構える。

イインパクトは手元よりヘッドを先行させて打つ。手首を返さず、ヘッドを低い位置から高い位置へ振り抜いていこう。

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右ヒジは軽く折って左ヒジは伸ばし気味にする

転がしも上げるのも、右手のひらとフェース向きをリンクさせて打つのは共通。しかし、右手の使い方はそれぞれ違うので、右手1本で打つ練習でマスターしましょう。

どちらも、右ヒジを曲げて右ワキ腹に軽く触れるように構えたら、スイング中に右ヒジを曲げたままスイングするのも共通です。スイング中に右ヒジが伸びると、転がすときも上げるときも右手のグリップを変えたなりに使えなくなるので、右手がうまく機能しません。

左ヒジが折れやすくなるのもデメリット。慣れないうちは右ヒジのあたりを左手で押さえて、右ヒジの位置や角度を変えない意識を強めて打つのもオススメです。

右手ウィークで転がす練習

右手首の角度キープで右手のひらが下を向く。ロフトが立つのでボールが低く出る

右手のひらを立てるイメージで、ハンドファーストでヒットする

右手ストロングで転がす練習

右手首をリリースして右手のひらとフェースを上に向ければボールは高く出る

右手のひらを上に向けるイメージで、ハンドレートでボールをヒットする