【香港スプリント】西村淳「申し訳ないです」ルガルは出遅れ響いて11着敗退

 スタートで痛恨の出負け。強敵相手にこの形では厳しい結果が待っていた。道中も外目から積極的に挽回していき、手応えよく上がっていったようには見えたものの、終始外外の展開で最後の脚は残っていなかった。

11着 ルガル

西村淳也騎手

「申し訳ないです。スタートが悔いが残ります。今日の馬場は内枠が有利なので難しいところがありました。そこまでリズムは悪くなかったのですが…4コーナー回った時は手応えがありましたが、外を回った分最後は止まってしまいました。また、ルガルの強いところを見せれればと思います」

杉山晴紀調教師

「ゲート出遅れた瞬間に終わったなという感じでした。あそこまで立ち遅れた時点で勝ちはないなと思って見ていたのですが、ジョッキーも勝ちにいきたいという気持ちで外を回ってきたのですがその分止まってしまいましたね。良い状態で持っていけるかなと思ったのですが、当日を迎えて競馬場で馬を見ていると、スプリンターズSの時のゾーンに入ったような集中力が見られませんでした。この経験を次に繋げていかないといけないと思います」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 現地時間12月8日、香港・シャティン競馬場で行われた第5R・香港スプリント(G1・3歳上・芝1200m)は、Z.パートン騎乗、カーインライジング(せん4・香・D.ヘイズ)が勝利した。2着にはヘリオスエクスプレス(せん5・香・J.サイズ)、3着には日本馬のサトノレーヴ(牡5・美浦・堀宣行)が入った。勝ちタイムは1:08.15(良)。

 日本から参戦した菅原明良騎乗のトウシンマカオ(牡5・美浦・高柳瑞樹)は9着、西村淳也騎乗のルガル(牡4・栗東・杉山晴紀)は11着に敗れた。

【動画】香港スプリントレース映像フル

断然の人気馬が完勝


香港スプリント・カーインライジングとZ.パートン騎手 (C)Shinji Honjo

 地元の人気馬カーインライジングが好位から抜け出してG1初制覇を飾った。道中は2番手からスムーズな競馬で直線でもあっさりと抜け出した。日本勢はサトノレーヴが最内中団でロスなく立ち回り、ゴール前でも差し脚を伸ばしたが、2着争いに敗れて3着入線に終わった。ルガル、トーシンマカオは着外。

【全着順】

1着 カーインライジング・香

2着 ヘリオスエクスプレス・香

3着 サトノレーヴ・日

4着 カリフォルニアスパングル・香

5着 ハウディープイズユアラブ・香

6着 ビューティーウェイヴス・香

7着 フライングエース・香

8着 ラッキーウィズユー・香

9着 トウシンマカオ・日

10着 インビンシブルセージ・香

11着 ルガル・日

12着 リコメンデイション・豪

13着 スターラスト・英

14着 ビクターザウィナー・香