【香港カップ】レーン「成長を感じた」タスティエーラ見せ場十分の3着

 ダービー馬が意地を見せた。レースではスローの展開を前目でしっかり流れに乗っていった。早めの競馬で直線では一旦先頭に。押し切りを図ったところで地元の強敵ロマンチックウォリアーに捕まってしまったものの、パタリとは止まらず最後まで頑張る姿は見せた。

3着 タスティエーラ

D.レーン騎手

「今日はロマンチックウォリアーに対して良く頑張ってくれました。良いポジションを取れました。ポジションを取るために脚を使うシーンがありましたが、リズム良く、リラックスして運べていました。日本ダービーの時から精神面と力の面で成長を感じました。一生懸命頑張ってくれました」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 現地時間12月8日、香港・シャティン競馬場で行われた第8R・香港カップ(G1・3歳上・芝2000m)は、J.マクドナルド騎乗、ロマンチックウォリアー(せん6・香・C.シャム)が勝利した。2着には日本馬のリバティアイランド(牝4・栗東・中内田充正)、3着にも日本馬のタスティエーラ(牡4・美浦・堀宣行)が入った。勝ちタイムは2:00.51(良)。

【動画】香港カップレース映像フル

地元ロマンチックウォリアー圧倒


香港カップ (C)The Hong Kong Jockey Club

 道中はタスティエーラは2番手、後方4番手にリバティアイランドという隊列。ロマンチックウォリアーは4番手にポジションニング。勝負どころまで淡々と進み、直線では先に抜け出したタスティエーラを目掛けてロマンチックウォリアーが楽々先頭に立った。ゴール前では後方から差し脚を伸ばしたリバティアイランドが迫ったが、鞍上のマクドナルド騎手は後方を振り向く余裕を見せてのゴール。この勝利で7連勝、G1は6連勝と力が違いすぎた。

【全着順】

1着 ロマンチックウォリアー・香

2着 リバティアイランド・日

3着 タスティエーラ・日

4着 ザフォクシーズ・英

5着 ストレートアロン・香

6着 カリフ・仏

7着 コンテント・愛

8着 スピリットダンサー・英

9着 ニンブルニンバス・香

10着 ウイングスパン・愛

11着 エンカウンタード・香