人生100年時代を生きるには「学び直し」がカギ、「リスキリング」と「リカレント教育」の違いも解説

大人の学びをを成功させるためのヒント

仕事にプライベートにと忙しい日常を送る中で、学びを習慣化させることは難しいと感じる人も多いのではないでしょうか。ここでは、大人の学びを成功させるためのポイントをご紹介します。

自分なりの学ぶ目的をもつ

転職や資格取得といった明確なゴールがある場合は、モチベーションを維持しやすいものです。しかし、そうでない場合は「どのような人生を送りたいのか」といった「なりたい像」に近づくことを学びの目的とするとよいでしょう。例えば、「もっと幅広い人と話せるようになる」ことを目的とし、コミュニケーションスキルを磨くための学習を始める、といったように、具体的な目標を設定することで学習意欲が持続します。

自分の興味関心を明確にする

「何を学びたいのか」という問いに対して、漠然とした答えしか出てこない人もいるかもしれません。まずは、自分が本当に興味のあること、ワクワクするものを探してみましょう。例えば、趣味を深めるための知識を学ぶ、新しいスキルを習得してキャリアアップを目指すなど、自分の興味関心に基づいたテーマを選ぶことで、学習が楽しくなります。

自分に合った学習方法を選ぶ

オンライン講座、スクール、テキストでの独学など、学習方法はさまざまです。自分のライフスタイルや学習スタイルに合わせて、最適な方法を選びましょう。例えば、忙しい人であれば、スキマ時間を活用できるスマホアプリでの学習も選択肢のひとつです。また、人と一緒に学ぶのが好きな人は、スクールに通うのも良いでしょう。

一緒に学ぶ仲間を作る

同じように学ぶ仲間と交流することで、モチベーションを維持できる人もいます。オンラインコミュニティや勉強会に参加したり、仲間と一緒に学習したりするのも良いでしょう。ときどき誰かに進捗報告することで、進んでいる実感を得られます。たまには仲間とともにリフレッシュするのもいいですね。

学んだことを実践する

振り返りをかねて学んだことを実際に活用することで、より理解を深められます。例えば語学を学んでいる人は、外国人と話す機会を作ったり、プログラミングを学んでいる人は、簡単なアプリを作ってみたりするなど、実践を通して学習効果を高めましょう。

(広告の後にも続きます)

生涯「新しい私との出会い」を楽しもう!

長い人生を充実させるには、学生時代に学んだことだけでは十分とは言えません。スキルアップやキャリアアップのために、大人になっても新たなことを学び続け、自分を常にアップデートさせることが重要です。

とは言え「学ばなければ」「時代に追いつかなければ」という義務感や焦燥感に駆られて取り組んでもおもしろくありませんし、継続することは難しいでしょう。大人の学びというと、資格の取得を目的として、試験が終わったら勉強をやめてしまうといったケースも多くあります。

しかし人生の質を向上させることを目的とするのであれば、学びを「日常の営み」とする生涯学習が理想の形ではないでしょうか。学び“直し”というと、学生時代のつまらない勉強をまたやらないといけないのか……とネガティブな感情が湧き上がる人もいるかもしれませんが、大人になってから興味のあることをマイペースに学ぶのは楽しいものです。

また、現在はお金をかけずとも学べる方法が多くあります。次回の記事では「お金をかけずに楽しく学ぶ」ことをテーマに、具体的な学習方法をご紹介します!