「最後は本当に感動のシーンが待っています」
Ⓒ2024「くすぶりの狂騒曲」製作委員会
一方の大波は「僕らはM-1グランプリで負けて。もう思い出したくない時代のことをこうやって映画にしていただいて。本当にありがたい。人生捨てるところはないということで、本当にうれしいです。今日のM-1グランプリの準決勝に仲間がいっぱい出ていて。でも負ける人もいるんで。でも、負けても終わりじゃないというのは見ていただきたいですね」とコメント。
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安部も「本当にくすぶっていて良かった」と語って会場を沸かせると、「映画を観ていただいたら分かると思いますが、最後は本当に感動のシーンが待っていますから。あれは全部本当の話ですから。ちゃんと観てください」と観客に呼びかけました。
今年の『THE SECOND』ではファイナリストに選ばれるなど、現役で活躍中のタモンズですが、そんな芸人を演じるということに、和田が「もともと僕はお笑い芸人さんを演じるのはひとつの夢だったということもあり、今回やっと念願かなってというところもありますが、現在進行形の芸人さんを演じるというのはプレッシャーでもあります。ただやはりファンの人たちからは、ちょっとでも何かあったら、全然似てないとか、タモンズを汚さないでとか言われそうで。恐怖感があるんですよ」と語ると、大波が「和田正人ファンも怖いですよ。僕は逆に和田正人ファンが怖いです。カッコ良すぎるんで」と返して会場を沸かせました。
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和田&駒木根は“華のあるタモンズ”
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そうした不安もあったようですが、相方役を務めた駒木根の存在は非常に大きかったといいます。「不安なところはあったんですが、駒木根君が相方だと聞いて。僕は過去に何度も共演したことがあるし、撮影の半年前くらいには一緒に舞台をやったりもしていた。すごく安心感があったというか、助けられましたね」と和田が振り返ると、駒木根も「僕は和田さんと一緒に漫才の稽古をしていて。その稽古がそのままシームレスに役づくりにつながった」と付け加えました。
そんなふたりの漫才について立川監督も「もともとやっていたんじゃないかと思うくらい“華のあるタモンズ”でした」と返し、ドッと沸いた会場内。そこに安部が切り込むように「あるある! 僕らも(華)あるわ!」と返して、会場を大いに盛り上げました。
そんな流れから“映画版”のタモンズと“本人”タモンズ、どっちが“より本物の”タモンズなのか、その座をかけて勝敗を決める“タモンズワングランプリ”を開催しようという司会者の提案に「言っていることがおかしいですよ! もともと我々なんです」と反発してみせた安部でしたが、勝負はそのまま決行することに。
ルールは、両者が同じ台本の漫才を観客の前で披露し、それを観た観客のジャッジで、拍手がより大きい方が勝ちというもの。そしてそこに立川監督も審査員として参加することになりました。