HD-2D版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』の難易度については、ファミコン世代にとって「ぬる過ぎる」という声がしばしば見られます。ところが、ファミコン版をプレイ済みのプレイヤーが陥りやすいワナが用意されていました。
テドンの村でのイベントに追加された「よみのばんにん」と「ファントム」に全滅させられた、という声がチラホラ……。
【画像】え…やってること胸糞悪い! コチラがHD-2D版のトラウマになりそうな凶悪モンスターです(4枚)
「難易度ひっく」となめてたら痛い目に…
HD-2D版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』の難易度については、ファミコン世代にとって「ぬる過ぎる」という声がしばしば見られます。3段階に難易度の調整ができるものの、それでも「当時のヒリつき感が懐かしい」という感想を持った人が多かったようです。
しかし、HD-2D版には、ファミコン版をプレイした経験がある人ほど、陥りやすいワナが待ち受けていました。
「テドンの村」は「魔王バラモス」の居城が近いこともあり、滅ぼされてしまった地です。しかし、村人たちは自分が死んでしまったことに気付いていません。夜中は普通の村と変わらず、店があり、村人と会話ができます。宿屋に泊まって朝になると、白骨死体があちこちに転がる廃墟であることを勇者一行が知る……という、ファミコン版で初めてプレイした子供たちのトラウマでもある村です。
テドンの村には、牢屋に閉じ込められた人物がおり、「さいごのかぎ」を手に入れると「グリーンオーブ」を受け取ることができます。HD-2D版では、このイベントにボス敵が追加されました。何の準備もしないまま、オーブを手に入れようと牢屋に入っていくと、突如現れた「よみのばんにん」にボコボコにされて全滅……という目に遭ったプレイヤーが続出したようです。
ネット上では「ボスがいるなんて知らなかったから、なんの準備もしてなかった」「次々と仲間を呼ぶしダメージ通らないし……」「元からいるボスに比べて、よみのばんにんだけやたら強くない?」と当惑する声があがりました。
よみのばんにんは倒しても仲間を呼び、眠り攻撃、即死呪文「ザキ」を使ってきます。さらに、同時に現れる「ファントム」はマヒ攻撃が厄介です。しかも、どちらもグループではなく単体で出現するので、全体攻撃の手段を持っていないとダメージを与えづらいのです。眠らされ、しびれさせられ……その対処をしているうちにHPを削られて数を減らせないまま全滅に追い込まれてしまいます。
また、追加されたボスとしては、「ネクロゴンド火山」に登場する「レヴナント」も強敵です。よみのばんにんで懲りたプレイヤーは「何かあるかも……」とHPとMPを満タンにして挑んだのではないでしょうか。
HD-2D版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』:
(C)ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SPIKE CHUNSOFT/SQUARE ENIX (C)SUGIYAMA KOBO (P)SUGIYAMA KOBO