ドウェイン・ジョンソンのアフレコ姿も!『モアナと伝説の海2』“モアナ”ミュージックの秘密に迫る特別映像公開

12月6日に日本公開を迎えた、ディズニー・アニメーション・スタジオ最新作『モアナと伝説の海2』(公開中)。このたび、本作の楽曲の誕生秘話に迫る特別映像が解禁された。


【画像を見る】「ビヨンド ~越えてゆこう~」、「できるさ!チーフー!」など名曲揃いの『モアナと伝説の海2』 / [c] 2024 Disney. All Rights Reserved.
本作は、第89回アカデミー賞、第74回ゴールデングローブ賞など数々の映画賞にノミネートされた『モアナと伝説の海』(17)の続編。日本に先駆け11月27日に全米で公開されるや、5日間のオープニング興行成績で映画史上No.1の興行収入記録を樹立するなど数々の記録を塗り替えたほか、世界興収はすでに6億ドル(約900億円)を突破。先週6日には日本公開を迎え、公開3日間の動員数は69.7万人、興行収入は9億6400万円(12月5日の先行上映含む)を突破し、週末興行収入と動員数ランキングともに1位を記録した(興行成績はすべてbox office mojo調べ、1ドル=149円換算)。

今回、すでに楽曲ファンも続出している本作の楽曲の誕生秘話を紐解く特別映像が公開。「ディズニー作品の曲をつくるのは長年の夢でした」と語るのは、本作の音楽担当であるアビゲイル・バーロウとエミリー・ベアー。ディズニー長編アニメーションの劇中歌を全面的に手掛けたソングライターとしては史上最年少となり、グラミー賞アーティストである2人。エミリーは東京ディズニーシーで人気のナイトショー「ビリーヴ!~シー・オブ・ドリームス~」US版の作詞及び作曲も手掛けている。そんな2人が、「始まりにぴったり」と話すのは、オープニング楽曲「帰ってきた、本当のわたしに」だ。ディズニー・ミュージカルの代名詞ともいえる楽曲が、観るものをモアナの世界に導く。

編曲を担当したのが、オペタイア・フォアイとマーク・マンシーナ。アビゲイル&エミリーが作った楽曲に、サモアにルーツを持つ彼らが木製ドラムや多くの民族楽器、コーラスを駆使して、「太平洋の島々の音」を盛り込んでいく。モアナが歌とダンスを披露しながら、仲間を旅に誘う「最高の世界」をはじめとする楽曲たちに南の海の雰囲気を十二分に感じることができる。そしてモアナのUS版声優アウリイ・クラヴァーリョが「美しくて、すごく危険」と話すのは、モアナを惑わせ、そして導く謎の女マタンギ。アビゲイル&エミリーは、彼女の楽曲「迷え!」は「予想外の曲になった」と同時に「彼女はポップスターです」と振り返る。


1000年に1人の導く者となったモアナは、世界を再び1つにするため新たな冒険へ繰り出していく / [c] 2024 Disney. All Rights Reserved.
そんななかマウイのUS版声優ドウェイン・ジョンソンが「スケールの大きい曲で、歌うのが最高に楽しかった」と語るのは、落ち込んだモアナをマウイが励ますパワフルなナンバー「できるさ!チーフー!」。アビゲイル&エミリーも「彼が歌ったことで完成した」とお墨付き。そして、本作で一番印象的かつエンドソングにも使用されている楽曲「ビヨンド ~越えてゆこう~」は、クラヴァーリョが「心を打つ歌詞。“自分の限界を突破しよう”という歌」、アビゲイルが「“新たな自分を探し続けよう”と伝えてる」と語るように、作品のもつ大きなテーマの1つとなっている。1000年ぶりの“導く者”となったモアナが、自分の果たすべき使命を知り、戸惑いながらも旅立つことを決意するシーンで歌う本楽曲にも、注目だ。『モアナと伝説の海2』で披露される多くのミュージカルナンバーが名曲となったのは、彼らのこだわりとリスペクトの上に成り立っていたことがわかる、貴重な映像となっている。

観る者の心を鼓舞し勇気をくれる楽曲が彩る、モアナの冒険をぜひスクリーンで見届けてほしい!

文/サンクレイオ翼