・実食
おそらくこのシチューにも、同様のメガビッグバンが起きていることは想像に難くない。私は震える手でシチューをすくい、舌の感度をMAXにしてゆっくり口へと運んだ! その結果……
うん。
うん。
何というか……マジで普通である。どれだけ注意深く味わっても普通のクリームシチューである。あれ? おかしいな……ルーを14種混ぜたつもりだったんだけど、あれってすべて私の妄想? ただの単独公演だった?
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・ほぼソロ活動
もちろん大変おいしいクリームシチューではあるのだが、とにかく味に複雑さがなく平面的だ。前回のカレー王が3Dオープンワールドなら、このシチューはファミコンの横スクロールアクションゲームである。
別にファミコンソフトが悪いと言っているワケではない。が、あの時の衝撃を想像して食べると、やや肩透かしを食らったような感覚に陥ってしまう可能性も無きにしもあらず。
試しに編集部メンバーにも食べてもらったところ……
「うん」
「うん」
「うん」