10日に発表されたフリーアナウンサー・小倉智昭さんの逝去に、嵐ファンから追悼や感謝の声が相次いでいる。そのきっかけは、嵐が結成された1999年9月にまでさかのぼる。
■デビュー2日後からのつながり
嵐は日本時間1999年9月15日、ハワイのクルーズ船上で結成・デビューを発表。17日には、奇しくもこちらも番組開始初年度だった『情報プレゼンター とくダネ!』(フジテレビ系)と中継を結び、司会だった小倉さんに今後の意気込みなどを語っていた。
時が流れた2006年10月、嵐と小倉さんは深夜番組『嵐の宿題くん』(日本テレビ系)で共演。番組は2010年3月まで続くが、この期間は嵐にとって激動の時代であった。
関連記事:遠藤憲一、二宮和也に「また嵐になってよ」 熱い感謝と嘆願にファンは歓喜
■グループが最も飛躍した3年半
番組開始当初こそ本格ブレイクまでいかなかった嵐だが、翌2007年には初のドーム公演を行い、その翌年2008年には国立競技場でのコンサートも開催。同年には初のオリコンシングルランキング年間1位も獲得し、“国民的アイドル”への道を駆け上がった。
デビュー10周年の2009年にはベストアルバムで初のミリオンヒットを記録し、『NHK紅白歌合戦』にも初出場を果たした。以降、活動休止する2020年まで連続出場している。
関連記事:遠藤憲一、二宮和也に「また嵐になってよ」 熱い感謝と嘆願にファンは歓喜
■嵐最後の深夜番組
この大ブレイクに伴い、2010年4月からはよる10時からの放送である『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)が放送スタート。小倉さんと共演した『嵐の宿題くん』は、グループとしては最後の深夜番組となった。
活動休止前の2020年末には、「とくダネ!」で6人の対談を行い、デビュー当初の中継などさまざま思い出を振り返る企画も。嵐とファンにとって、小倉さんはデビュー当初や、大ブレイクの階段を駆け上がる大切な時期を過ごした恩人でもあるのだ。
関連記事:大野智、カメラが回らないところでの性格 「イメージと違う」姿に周囲も驚愕
■これまでの恩にファンも感謝
その小倉さんの逝去とあって、ファンからは「嵐を支えてくれた人のイメージが強い…」「嵐ファンにとっては、やっぱり宿題くんのオグさんは大きすぎる存在でした」と振り返る声が続出。
「『宿題くん』は自身も救われ嵐ファンになった番組でした… ご冥福をお祈りいたします」「嵐を時に厳しくそしてあたたかく包み込んでくださってありがとうございます、おぐさんと5人の絡みがほんとうに家族みたいで好きでした。ご冥福をお祈りします」など、感謝も込めた追悼が相次ぐこととなった。
(文/Sirabee 編集部・玉山諒太)