本年度カンヌ国際映画祭において主演女優賞・審査員賞をW受賞し、先日発表されたヨーロッパ映画賞でも主要5部門を総なめにした映画『Emilia Perez(原題)』が、アカデミー賞前哨戦として重要となる第82回ゴールデングローブ賞でも作品賞(ミュージカル・コメディ部門)、監督賞、主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)ほか最多8部門10ノミネートを果たした。
出演は今年のカンヌ国際映画祭で女優賞をアンサンブル受賞した、ゾーイ・サルダナ、カルラ・ソフィア・ガスコン、セレーナ・ゴメス、アドリアーナ・パス。監督と脚本を手掛けたのは『ディーパンの闘い』でカンヌ映画祭パルムドール、『ゴールデン・リバー』でヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞するなど世界で高く評価されているフランスの名匠ジャック・オーディアール。カルラ・ソフィア・ガスコンは、カンヌ国際映画祭において、トランスジェンダーの俳優として初めて女優賞を受賞。アカデミー賞でも初の女優賞受賞となるか、今後の賞の行方に注目したい。
第82回ゴールデングローブ賞 8部門10ノミネート
作品賞(ミュージカル・コメディ部門)
監督賞:ジャック・オーディアール
脚本賞:ジャック・オーディア―ル
主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門):カルラ・ソフィア・ガスコン
助演女優賞:ゾーイ・サルダナ、セレーナ・ゴメス
映画『Emilia Perez(原題)』は、2025年3月28日(金)より全国公開。
作品情報
映画『Emilia Perez(原題)』
弁護士リタは、麻薬カルテルのボス、マニタスから「女性としての新たな人生を用意してほしい」という極秘の依頼を受ける。リタの完璧な計画により、マニタスは姿を消すことに成功。数年後、イギリスで新たな人生を歩むリタの前に現れたのは、新しい存在として生きるエミリア・ペレスだった。過去と現在、罪と救済、愛と憎しみを絡め、彼女たちの人生が再び動き出す。
監督・脚本:ジャック・オーディアール
出演:ゾーイ・サルダナ、カルラ・ソフィア・ガスコン、セレーナ・ゴメス、アドリアーナ・パス
配給:ギャガ
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2025年3月28日(金) 新宿ピカデリーほかにて全国公開