紅しょうが稲田「セミヌード写真展」がついに大阪凱旋! 芸人仲間も「マジでアートやってる」「行ったら人生観変わる」と本気で絶賛する中身とは

「エロとお笑いの中間にいるからすごい」

──芸人さんも、何人も見に来たんですね。

稲田 はい。さらば青春の光・森田(哲矢)さんとか、かまいたちさんとか、「よかったら来てください」と声をかけたらすぐに来てくださったり、ゆりやん(レトリィバァ)は並んでまで見に来てくれたり、皆さん、わざわざ足を運んでくださったのが嬉しかったですね。

kento 僕はレセプションのときに行かせてもらったんですけど、(稲田は)14年一緒にやっている仲のいい同期なので、最初はその人がセミヌードになっている恥ずかしさがあったんですよ。僕たちはまわりに芸人がいたので喋って消化ができたんですけど、守谷日和さんとらぶおじさんは、お客さんがいる通常回に行ったので、どう消化したのか……。その状況で見る面白さもあるなと思いました。

稲田 確かにかまいたちさんとか、上の先輩はほぼ写真を見てなかったです。照れるというか、思ったより脱いでるから「見られない」みたいな。

kento この時代に芸人が写真展をやるって難しいと思うんですよ。たぶん、芸人のなかで、お客さんを満足させる展示ができるのはイナちゃん(稲田)しかいないと思います。

稲田 そんなことないよ(笑)。

kento たとえば、ほかの女性芸人だったらエロく見えちゃったり、ただお笑いになっちゃったりすると思うんですけど、(稲田は)その中間にいるからすごい。芸人もお客さんも満足できる唯一無二の写真展だと思います。

仁木 マジでそう。なんか驚きの連続でしたね。まず行って脱いでるから面食らうじゃないですか。会場の中に進んでいくとぜんぶ見せているし、修正もしていない。最後はベールに包まれた「MIKI」がいて……。僕らが知ってる美紀はもういないんだって思いました。


出典: FANY マガジン

──切ないですね(笑)。今回、東京のみの予定が、大阪でも開かれることになりました。なにかきっかけがあったんですか?

稲田 初日の12月14日(土)は、自分たちのやってるPodcastの公開収録が神戸であるんですよ(『紅しょうがは好きズキ!』13:00〜/「須磨パティオ」買物広場)。せっかくみんな集まってくれるんだったら、大阪で写真展をやったら両方来ていただけるんじゃないかと思って。17日(火)にはNGK(なんばグランド花月)の出番も入ったんで、4日間やることになりました。

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「これだけの芸人が告知するってなかなかない」

──ご自身の出身地でもある大阪開催が決まった心境は?

稲田 かなりハードルが上がっているんで、改めて「無料」だということに気づいてほしいです。ハードルを下げて来ていただきたいですね。

kento 紅しょうがは大阪でずっと活動してきましたし、大阪の芸人さんやお客さんのほうが、より深みに到達できるのかなとは思いますけどね。特にツートライブ・周平魂さんが来るところは動画に収めてほしいです。周平さんがどんなリアクションをするのか? 周平さん以外の芸人さんはもちろん、むかしからイナちゃんを知っているお客さんも、どんな反応になるのか楽しみです。

仁木 師匠もいるからね。

稲田 一応、オール巨人師匠には、案内のメッセージを送らせていただきました。

──(笑)。大阪では、東京にはなかった「オンライン受付」が導入されるそうですね。

稲田 東京では1時間以上並ぶとか混雑もありましたし、もしかしたら「入れなかった」という方も出てくるかもしれないので、今回はオンライン予約受付とさせていただくことになりました。予約をしていただかないと入場できないので、いらっしゃる方はぜひオンラインで予約をしてからいらっしゃってください!

──4000人を集めたのは稲田さんが魅力的だからだと思います。おふたりが感じる稲田さんの魅力、写真展の魅力はどんなところにあると思いますか?

仁木 個人的な話は何を聞いても答えてくれないけど、セミヌードだけはしてくれる。その「ふり幅」ですね。

kento 見に行った芸人がみんなSNSで拡散していましたけど、これだけの芸人が告知するってなかなかないことですし、みんなイナちゃんに告知を頼まれたわけでもない。僕たちも好きで行って、好きで宣伝しているんです。イナちゃんは、本当にみんなから愛されているなと思いますし、写真展には14年間積み重ねてきた芸人人生のすべてが詰まっていると思います。

仁木 写真展は人生を飾っていたよね。

稲田 ……2人ともこの取材で爪痕を残さんでええで? コレじゃ売れへんで?


出典: FANY マガジン

――(笑)。最後に、この記事を読んでいる方にメッセージをお願いします!

仁木 いま、気軽に摂取できるパワースポットです。パワーを得たいんだったらぜひ行ってください。より深く紅しょうがを好きになると思います。

稲田 嬉しいですね。

kento 一言でまとめるとしたら「稲田美紀とはこのことだ」ということですね。

稲田 (笑)

kento これを見たら稲田美紀のことを絶対に好きになるし、さらに好きになる。お笑い、性格、見た目、全部の集大成。すべてが集まったパワーを感じ取れるのでぜひ見に行っていただきたいです。

──最後に稲田さんもお願いします。

稲田 ……こんな2人みたいに思わなくていいです。何も考えずに来てほしいです(笑)。

Kento 最初はそうだったのよ? 行ったらみんな人生観が変わるんですよ! コンタクトをつける前と後くらい違うから! もうつけてないころには戻れないでしょ?

稲田 そんなに変わらんから(笑)。個人的には「(会場がある)南堀江にフラッと遊びに行ったら写真展がやっていた」くらいの気持ちで来ていただけたら嬉しいです。

文・写真=浜瀬将樹