【WWE】ロリンズとゼインが和解 ゼインは『サタデーナイト・メインイベント』でマッキンタイアとの一騎打ち決定

 ロウが現地時間9日、カンサス州ウィチタで行われ、セス“フリーキン”ロリンズとサミ・ゼインが和解。ゼインは12・14ロングアイランド大会『サタデーナイト・メインイベント』でドリュー・マッキンタイアとの一騎打ちが決まった。

 ロリンズとゼインは先週、一騎打ちを行い、ロリンズが勝利。試合後、ゼインは電撃復帰を果たしたマッキンタイアの襲撃を受けた。

 この日、CMパンクがインタビューを受け、「俺は売られた喧嘩は買う。向かってきたら殴るだけだ。だが、セスに対して憎しみは一切ない」と前置きしたうえで、「当時16歳だったセス・ロリンズはプロレスラーになるために俺に特訓を頼んだ。タダでな。その甘えた態度は大人になっても変わっていない」とロリンズ批判を展開。「俺が不在だった期間はよくWWEを支えたと思うが、俺が戻ってきたからには、あいつはまたベンチ入りだ」と通告した。

 これを受けてロリンズは「事実の捻じ曲げ方がプロすぎる。話を盛って被害者面。CMパンクがずっとやってきたことだ。あいつは詐欺師だ」とパンクを酷評。「ヤツは肝心なことを言っていない。11年前、ヤツがWWEを退団した時、俺はヤツに連絡した。友達だし、尊敬もしていたからな。なんて返ってきたと思う? 無視だ」、「ヤツはそこから10年間、WWEを潰そうとしていた。暴露とかほざいてな。あいつがそんなWWEに何で戻ってきたかって? ヤツは失敗したんだ、どの道に行っても失敗した。そしてWWEに金を積まれて戻ってきた」などと痛烈にこき下ろしまくった。

 そこへやってきたのがゼイン。先週、オリジナルブラッドラインとして共闘するジェイ・ウーソが何者かに襲撃され、ゼインはその犯人がロリンズではないかと疑っていた。「先週はお互いキレていたから試合で解決したよな。俺たちは長い付き合いだから、この先もそういうことがあるだろう。だがな、お前がジェイ・ウーソを襲ったと俺は勘違いした。長い付き合いなのにな。申し訳なかった」と謝罪すると、パンクが「俺たちは20年来の関係だ。そして家族ぐるみの付き合いでもある。そんな親友なのに、ジェイが襲撃されてお前が一番最初に俺を疑ったのはなぜだ?」と疑問を投げかけた。

 するとゼインは「先週のお前は狂っていた。俺が知っているセス・ロリンズじゃなかった。全く別人だったぞ。全てを人のせいにして自分だけが正しいと思っているドリュー・マッキンタイアのようだった。CMパンクのことになるとお前は変わってしまう」と指摘。「お前たちの間に立った俺が出しゃばりすぎたかもしれない。お前たちの関係は想像以上に悪いみたいだ。だから、ここから先は口を挟まない。やりたいようにやれ」と投げかけると、ロリンズも「サミ、その言葉が聞きたかった。ありがとう」と返答し、二人の間に和解が成立した。

 ロリンズが「俺はパンクとやるとしてだ、お前はドリューに落とし前をつけなきゃいけないだろ」と投げかけてリングを降りると、ゼインは「確かにドリューとは落とし前をつけなきゃいけない。万年被害者面のヤツとはすぐに決着をつける」と宣言。アダム・ピアースGMに『サタデーナイト・メインイベント』でマッキンタイアとの一騎打ちを認めさせていたことを明かした。

 「ドリュー、土曜日のリングで会おうぜ」とメッセージを送ってリングを降りたゼインだったが、花道を下がっていたところでマッキンタイアが襲撃。馬乗りになってパンチ連打を浴びせた。マッキンタイアは「サバイバーシリーズではローマン・レインズがCMパンクの隣にいた。ほかにサミ・ゼイン、ジミー・ウーソ、ジェイ・ウーソ。全員アホみたいに人差し指を挙げていた。結局、全員ローマンの犬だ」と言い放ち、「それを見て戻ろうと決心した。そしてサミを襲ったし、ジェイ・ウーソも俺がやった」と自白。「過去は変えたいが、変えられない。だが今は変えられる。そして未来も変えてみせる」と宣言した。

 今回のロウの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。