【WWE】『サタデーナイト・メインイベント』世界ヘビー戦が「グンターvsベイラーvsダミアン」のトリプルスレット戦に

 ロウが現地時間9日、カンサス州ウィチタで行われ、『サタデーナイト・メインイベント』での世界ヘビー級王座戦が王者・グンター、フィン・ベイラー、ダミアン・プリーストによるトリプルスレット戦で行われることが決まった。

 12・14ロングアイランド大会『サタデーナイト・メインイベント』でベイラーが世界ヘビー級王者・グンターに挑戦する。この日、ベイラーは「お前が今、世界ヘビー級王者でいられるのは俺のおかげだ。『サバイバーシリーズ』でお前は俺のおかげで防衛できたが、『サタデーナイト・メインイベント』では陥落だ」と通告。「ようやくフィン・ベイラーが世界ヘビー級王者になる時が来た」と宣言した。

 王者・グンターも「俺が王者なのはお前のおかげじゃない。お前が初代WWEユニバーサル王者に輝いた8年前、お前は世界一だったが、今の世界一は俺だ」と豪語。「お前が俺に勝てない理由を教えてやろうか? 格が違うんだ。俺には一生追いつけない」と言い放った。

 怒りに震えるベイラーがジャッジメント・デーの面々とともにリングに上がろうとしたが、ここでダミアンが駆け込んできた。ジャッジメント・デーの面々を次々に蹴散らしたダミアンがベイラーをリングに上げると、グンターがナックルパンチをさく裂。ダミアンもトラースキックを叩き込んだ。

 二人の連係が成立したのもつかの間、グンターがラリアットでダミアンをねじ伏せ、馬乗りになってパンチ連打を浴びせると、ニードロップで左腕を踏みつけた。それでも飽き足らずグンターは実況席へのパワーボムを狙った。

 するとベイラーがスリングブレイドで叩きつけて阻止。ドロップキックでグンターを鉄階段に激突させると、エプロンから場外へのクーデ・グラを投下した。リング上ではダミアンがジャッジメント・デー勢を一刀両断にしたが、ベイラーがファイナルカットで鎮圧。クーデ・グラ3連発でダミアンをKOし、世界ヘビーとタッグのベルトを高々と掲げて勝ち誇った。

 その後、アダム・ピアースGMがバックステージでベイラーに向かって「グンターと先ほど話した。『サタデーナイト・メインイベント』の世界ヘビー級王座戦を変えることにした。フィン・ベイラーvsグンターvsダミアン・プリーストだ」トリプルスレット戦への変更を宣言。ベイラーは「むしろ、そっちの方がいい。グンターだけじゃなくダミアンも叩きのめして世界ヘビー級王者になれるんだからな」と言い放ったものの、怨敵・ダミアンが加わることに動揺しているのは明らか。追い討ちをかけるようにピアースGMは次週、王者・ベイラー&JDマクドナにウォー・ライダースが挑戦するタッグ王座戦を決定。「ジャッジメント・デーは全員リングサイド出禁だ」と通達した。

 今回のロウの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。