アドレスの向きでいちばん大事なのは、肩のラインです。スタンス向きや両ヒザ、腰のラインは、おもに回転のしやすさに影響するものなので、ある程度アバウトでもOK。肝心なのは肩のラインです。クラブや腕は肩につながっているため、肩のラインは必ずターゲットに対してスクエアにしないと軌道がズレてしまうのです。
胸を真正面に向ければ
自然に両肩のラインを
スクエアにできる!
肩のラインのズレは、前傾して合わせることが弊害になっている人が多いですが、これは直立した状態で作れば、きちんとスクエアに向けられます。単純に胸を真正面に向ける、だけでOKです。
これはNG!
ヒジが伸びて腕が突っぱると、ヘッドが外に上がってしまう。
ヒジが緩すぎるとワキがあき、ヒジはたたみやすくなるので捻転の浅いオーバースイングにもなりがち。
佐藤雄紀
●さとう・ゆうき/1997年生まれ、神奈川県出身。170cm、62kg。東京国際大学ゴルフ部を経て、現在は埼玉県を拠点にツアープロを目指しながら腕を磨く。スイング研究にも余念がなく、最新のゴルフ理論にも深く精通している。