【プロレス大賞】ザックが史上二人目の外国人MVP受賞、NJC決勝戦「辻vs後藤」がベストバウト 『2024プロレス大賞』

 東京スポーツ新聞社制定『2024プロレス大賞』選考会が10日、行われ、新日本のIWGP世界ヘビー級王者ザック・セイバーJr.が最優秀選手賞(MVP)初受賞を果たした。

 ザックは今夏、G1 CLIMAX初優勝を達成。10・14両国大会で内藤哲也を破ってIWGP世界ヘビー級王座初戴冠を果たした。新日本の頂点に立った実績が評価されての選考で、外国人選手のMVP受賞は2002年のボブ・サップ以来、22年ぶり二人目となった。

 ベストバウトは新日本3・20アオーレ長岡大会で行われたNEW JAPAN CUP決勝戦「辻陽太vs後藤洋央紀」が選ばれた。優勝者・辻はプロレス大賞初受賞。後藤はデビュー21年にして初のベストバウト受賞となった。

 史上初の世界タッグ王者による最強タッグ全勝優勝を成し遂げた“斉藤ブラザーズ”斉藤ジュン&斉藤レイが最優秀タッグチーム賞を獲得。3賞は三冠ヘビー級王座最年少戴冠を果たした全日本の安齊勇馬が殊勲賞、NOAHのGHCヘビー級王者・清宮海斗が2019年以来5年ぶり3度目の敢闘賞、DDTでKO-D無差別級王座を戴冠した青木真也が技能賞をそれぞれ受賞した。

 ほかに新日本のボルチン・オレッグが新人賞、Sareeeが女子プロレス大賞をそれぞれ受賞。ダンプ松本、ブル中野、岩谷麻優が話題賞に選ばれた。受賞者一覧は以下の通り。

☆東京スポーツ新聞社制定『2024プロレス大賞』選考結果

▼最優秀選手賞(MVP)
ザック・セイバーJr.(新日本)

▼年間最高試合賞(ベストバウト)
「辻陽太vs後藤洋央紀」(新日本3・20アオーレ長岡)

▼最優秀タッグチーム賞
斉藤ジュン&斉藤レイ(全日本)

▼殊勲賞
安齊勇馬(全日本)

▼敢闘賞
清宮海斗(NOAH)

▼技能賞
青木真也

▼新人賞
ボルチン・オレッグ(新日本)

▼女子プロレス大賞
Sareee

▼話題賞
ダンプ松本
ブル中野
岩谷麻優