株式会社うるるは、電話代行サービスfondeskの新サービス『fondesk IVR』を、2024年12月10日より提供を開始しました。
同社は労働力不足問題解決のリーディングカンパニーとして複数のSaaSを展開しており、『fondesk IVR』ではシンプルで低価格な電話の自動応答を実現。
サービスの提供開始に伴い、都内で行われた新サービスの事業説明会へ伺ってきました。
自動音声応答に特化した新サービス『fondesk IVR』
株式会社うるる fondesk 事業部 事業部長 上口徹也氏より、fondesk IVRの提供背景についてご紹介がありました。
うるるでは労働力不足解決カンパニーとして、ビジネスを通し人工減少問題の解決に取り組んでおり、2019年にfondeskの提供を開始。オフィスの代表電話にオペレーターが対応し、メールやチャットでお知らせする電話代行サービスです。
fondeskは急成長を遂げており、今期の売上見込みは10億円となっているのだそう。
fondeskのユーザー数の推移についても発表。
なんと事業開始から3年目の2022年には有料契約者数は国内NO.1となっております。さらに現在の契約者数は5000社を超えているのだそう。
月次解約数も僅か1.2%程となっており、顧客満足度の高いサービスであることが伺える結果となっています。
簡単で、低価格、そしてすぐ使える
続いて登壇されたfondesk 事業部 プロダクトマネージャーの国本保廣氏からは『fondesk IVR』の特徴についての解説がありました。
『fondesk IVR』は電話自動応答サービス。
これまでのfondeskはオペレーターによる有人の電話代行サービスだったのに対し、fondesk IVRではユーザーが設定したシナリオに沿って対応する無人の電話応答サービス。
どちらにも共通しているのが「ターゲット層」であるとし、
「大企業よりも中小企業やスモールビジネスのユーザーの方が中心となっている。」
と説明。
さらに国本氏は、
「IVRは技術的には新しいものではありません。製品カテゴリーとしては50年以上の長い歴史があるが、それはコールセンターなど大企業が使うものであり、設備にも費用が掛かるので、中小企業には手の届くものではなかった。」
と中小企業の課題を指摘。
しかし近年ではクラウド型のIVRが誕生したが、それでも中小企業の方々にはIVRというサービスがあまり認知されていなかったそうです。
そこには「設定や操作が難しい」「追加オプションなどの複雑な料金」「書類のやり取りなど導入に時間がかかる」という要因がありました。
「そのような様々な課題を解消させ、中小企業や街のお店などにIVRというソリューションを本気で普及させるために開発したのがfondesk IVRです。」
と国本氏は経緯を紹介。
さらに、
「fondesk IVRにはユニークな機能もなければ、生成AIも使いません。」
と国本氏。
大きな特徴は”誰でも簡単に、低価格で、すぐに使える”という点。
続いて、自動応答メッセージのシナリオの設定方法をレクチャーしていただきました。
私は設定や機械などに疎いのですが、設定はとても簡単かつシンプルなのでわかりやすい。
流れるメッセージの文を決め、239種類のボイスから好きなものを選び、言語も全部で68の国と地域の選択が可能。
もちろんメッセージをテスト再生にて確認することもできます。
IVRと言えば、コールセンターの電話などでよく耳にする、番号を押して進めていく分岐が特徴的。
これを作っていくのは「ややこしそうだな」と考えていたのですが、手順に沿っていけばこれもとても簡単に実装が可能なのだそう。
何段階も分岐させていく複雑な自動応答サービスも、手軽に制作することができます。
さらにシンプルなのは設定だけではありません。
契約の手続きも簡単で、契約者情報と支払い方法の登録だけで契約でき、契約したその日からすぐに利用することが可能。
そして設定や契約まで、スマートフォンでも簡単に行うことができます。
国本氏は、
「fondesk IVRでは”あえて”生成AIを使っていません。」
と主張。
その意図について「正確な対応」「慣れ親しんだ顧客体験」「通信の秘密」の三つの中でも、一番の大きな理由としてプライバシーを挙げ、
「お客様の通話内容をAIの学習内容に決して使わないとお約束します。」
と述べました。
料金形態もfondesk IVRの特長の一つ。
プランは基本プランの一つのみで、かかる料金も2980円のみ。
他社ではオプション機能をつけることで、月額料金が上がっていくのに対し『fondesk IVR』ではオプション料金なし、さらに初期費用などもありません。
『fondesk IVR』の料金体系はシンプルで明解、そして手軽に利用することができるのです。
fondesk IVRを実際に使ってみた感想
続いて株式会社Riiorbit代表の関授海氏が登壇し、実際にサービスを導入してみた感想を語ってくれることに。
アイラッシュサロンの「CUPIDO Eyelash Design」でfondesk IVRを使用し、美容業界の現場における電話対応の課題のリアルな声を紹介してくれました。
「目元の細かい施術を行っている時に電話がかかってくると、施術を中断せざるを得ない。それが施術をする中で負荷になっている。でも予約を取りこぼしてしまうので、電話対応もとても重要。」
と電話対応への悩みを吐露。
一分一秒が大切な繊細な施術に対し、美容業界での仕事と電話対応はとても相性が悪いのだと語った関氏。
ところがfondesk IVRを導入した結果、電話が鳴った際にスタッフ間での”誰が出る?”という駆け引きのような無言のやりとりがなくなったと言います。
さらに施術中に電話対応でお客様を待たせることがなくなったと話し、
「すごく力強いパートナーを手に入れたと感じます。」
とfondesk IVRに大満足の様子でした。
事業説明会の最後には、株式会社kubell 取締役 兼 上級執行役員 COO 福田升二氏が登壇。
株式会社kubellは、fondesk IVRの販売パートナーとして連携を強化することがきまっております。
中小企業の人材不足による電話対応の負荷という課題を挙げ、
「これまでの電話代行サービスは細かいニーズに応えられていなかったことがあったと感じている。」
とし、
「fondesk IVRは自信をもって提供できるサービス。我々と連携していけることが嬉しい。」
と新サービスへの期待を述べました。
シンプルでわかりやすく、簡単で使いやすい。さらには低価格。
これに勝るものはありません。電話対応への負荷を感じてる企業の皆様、是非一度利用してみてください。
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企業概要
株式会社うるるHP:https://www.uluru.biz/
電話代行サービス fondesk:https://www.fondesk.jp/