・隠し切れてない
で、目の前に現れた「ニラまぜそば」は、鮮やかなニラのグリーンが脂で一層テラテラしちゃってる! ギンギラギン!! 生卵の黄身のイエローも映え映え! ……が、それより早くもニオイがすげェェェエエ!!
ただでさえ強烈なニオイが隠し切れないのに、混ぜるとニラまぜそば刺激臭MAX! 仮に目隠ししていても「にんにくとニラでしょ?」とわかるほど、その拡散力は圧倒的だ。
で、気になるお味はと言うと……濃ィィィイイ! 旨味も濃ければ塩分も濃い!! ニラとにんにくの香りもビシバシに濃い “逃げ場がないまぜそば” とでも言おうか? 水が超フレッシュに感じられる卓越した濃さだ。
(広告の後にも続きます)
・逃げ場なし
また特徴的なのは、全体的に感じられる香ばしさ。ただただヘビーになりそうなニラまぜそを、独特の香ばしさが上手くナビしている。また1300円なだけありホロホロのチャーシューもたっぷり入っていた。うむ、ウマい。
ちなみに麺を食べてもBUTAKINの「ニラまぜそば」は終わらない。なんとまぜそばにしては珍しく「スープ割り」が可能なのである。しかも割るのはトンコツスープ! ニオイを最後まで閉じ込めていただける、やはり “逃げ場がないまぜそば” なのだ。
こうして「ニラまぜそば」を平らげた私は、自宅までなるべく人と距離を取って歩き続けた。ニラくさい、ニンニクくさいってレベルじゃない。もはや俺自身がニラでありニンニクであろう。気になる人は真面目に歯ブラシ持参推奨だ。
とにもかくにも、BUTAKIN 御茶ノ水店の「ニラまぜそば」は、勇気あるものだけに許されしゴリゴリの男麺である。香ばしさもかなり印象的なので、興味がある方は勇気を持って足を向けていただきたい。