竜の守護神の動向を巡って新たな動きが生まれた。
現地12月9日、全米野球記者協会所属でキューバ野球に情通しているフランシスコ・ロメロ記者が自身のXに、中日から自由契約となったライデル・マルティネスが巨人と契約合意に近づいていると伝えた。契約内容は2年総額1600万ドル(約24億円)の大型契約になるとされ、日本の野球ファンの間では大きな話題になった。
NPB最強クローザーの去就が一気に決着するかもしれない。同記者は「キューバ出身のスタークローザー、ライデル・マルティネスが読売ジャイアンツとの契約をまとめている」と綴り、「ジャイアンツはマルティネスに非常に興味を持っており、最近になって契約の最有力候補として浮上した」と、ここ数日で巨人入りの可能性が一気に高まったという。
今オフに中日との3年契約が切れ、移籍市場の目玉のひとりとされていたマルティネス。2018年に育成契約でドラゴンズに入団すると、22年に39セーブを挙げて初のセーブ王を獲得した。今季も絶対的守護神として自己最多60試合に登板して2度目のセーブ王に輝くなど、その実力は球界トップクラスだ。
MLBをはじめ、日夜キューバ野球について豊富な情報を発信し続けている専門サイト『Cibercuba』は「ライデル・マルティネスが伝統ある日本の球団と契約目前」と題した記事を配信。マルティネスの巨人入りは”ほぼ確定的”だと報じている。
記事内では「ピナール・デル・リオ出身であるライデル・マルティネスの獲得競争は、読売ジャイアンツが最有力候補に浮上しており、数日中にすべてが決まる可能性がある」と断じており、「日本のプロ野球界で最も有名なキューバ人クローザーが、キャリアの大きな一歩を踏み出し、ジャイアンツのユニホームに袖を通そうとしている」と球界の盟主である巨人への入団に大きな関心を寄せている。 さらに、これまでの同投手のNPBでの経歴を詳しく紹介。「28歳のマルティネスはNPBで8年目を迎え、圧倒的な存在感を示してきた。中日ドラゴンズに在籍した2024年シーズンの成績は43セーブ、防御率1.09を記録し、2022年以降のNPB最高リリーバーとしての地位を確固たるものにした」と記し、剛腕の加入は13年ぶりの日本一奪還を狙う巨人にとって大きなメリットだと強調する。
そして巨人との契約がまとまった場合には、「日本球界屈指の名門球団であるジャイアンツのブルペン陣を強化することになる。この契約の可能性は、NPBの主要な外国人スター選手としての地位を確立する機会を提供することになるだろう」と、ラテン系アイコンとして大きな役割を果たすだろうと論じている。
2020年に同メディアの独占インタビューに応じたマルティネスは、「球団から放り出されるまで、日本でずっと投げきるつもりだよ」と語っており、日本への深い愛着を窺わせている。「彼は今まさに、その言葉を守る決意をしている。多くの名声をすでに手に入れているにもかかわらず、実行に移すようだ」と、同メディアは日本球界でのさらなる活躍に期待を寄せている。
巨人入りが大きく近づいたとされ、高い注目を集めているマルティネス。いずれにせよ正式発表されれば、リーグ連覇を目指すチームにとって、これ以上ない強力な戦力を手に入れることになる。
構成●THE DIGEST編集部
「歴史的だ」竜の守護神マルティネスが巨人入りで決着か。2年24億円の大型契約報道に母国メディア歓喜「NPBのラテン系アイコンとして地位を確立」
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