12日、京都府・清水寺にて、日本漢字能力検定協会より、2024年の『今年の漢字』が発表されました。

■2024年の今年の漢字は『金』

同日発表された2024年の『今年の漢字』は「金」。発表は14時から行われ、貫主・森清範氏が揮毫しました。11月1日から12月9日までの期間、同協会が2024年の世相を表す漢字一字とその理由を全国から募集して決定したものです。

2024年はパリオリンピック、パラリンピックでの日本代表選手の活躍や、20年ぶりとなる新紙幣の発行といった明るい話題だけでなく、裏金問題や、闇バイトを実行役とした強盗事件が相次ぐなど、“金”にまつわる暗いニュースも話題となりました。

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■納得の一方で「殿堂入りしても…」

パリオリンピック・パラリンピックでの日本代表選手たちの活躍は、列島中に感動を届けたことから、「金メダルに裏金、確かに納得感ありますね」と、納得するユーザーの声が多数。

その一方で、現代社会においてお金の問題は常に付きまとうことや、近年はオリンピックイヤーに必ず「金」が選ばれていることから、納得ではあるものの「今年の漢字の金は殿堂入りにしてもいいと思う。金関係ない年が無い」「もう殿堂入りさせた方がいいんじゃないかな」「金はもう今年の漢字の殿堂入りとして除外してもいい気がしてきた」といった声も見受けられます。

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■近年選ばれた漢字は…

なお、過去5年で『今年の漢字』に選ばれた字は以下の通り。

2023年:税
所得税の定額減税など、税にまつわる議論が相次いだ

2022年:戦
ロシアによるウクライナ侵攻

2021年:金
東京五輪・パラリンピック

2020年:密
新型コロナウイルス、“密”を避けることが呼びかけられた

2019年:令
新元号が決定

2025年は、より明るい物事を象徴する漢字が選ばれるような一年になることを、願いたいですね。

(文/Sirabee 編集部・Sirabee編集部