お笑いコンビ・マヂカルラブリーの野田クリスタルが10日、自身の公式YouTubeチャンネル『野田クリスタル【野田ゲー】』でライブ配信を実施。賞レースでウケているのに点数がつかないことがある理由を語った。
■「素人とプロは基本ズレる」の声
同日に女芸人No.1決定戦『THE W 2024』(日本テレビ系)の決勝戦が開催。野田は審査員を担っており、大会後のライブ配信で感想を語った。
同大会では芸人審査員6人のほか、視聴者投票による1票で決着が決まる形式だったが、配信中には「素人とプロは基本ズレるなって思う」といったコメントが上がる。
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■ウケても点数がつかない理由
野田は「素人とプロで感性にレベルの差があるとか、そういう話じゃないと思うんですよ」と前置きしつつ、「ただ、(ネタを)作ってる側からしてみると、ウケてるわりにはプレイヤーから見たら『これ楽なんだよな』みたいなのがあるんすよ」と話す。
ネタ作りの難しさの観点に触れて、「それ(楽に作っていること)を感じ取れちゃって、ウケたわりにはそんなに点数つかないとかはあるんじゃないかな。そのぐらいじゃないですかね、強いて言うんだったら、現役の人たちと(視聴者で)差が出るのは」と、説明した。
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■伏線回収は「すごいことではない」
相方・村上とのコンビでは、ネタ作りをすべて担当している野田。『M−1グランプリ』では2020年に優勝、『キングオブコント』では2度ファイナリストとなっている実力者で、審査のときはネタ作りの目線でも思うところがあるよう。
「たとえば、コントとかでも最後伏線回収して終わるとかは、意外とただの謎掛けだから(難しくない)」と指摘。
「どんなネタでも最後伏線回収をしようと思ったら入れられるんですよ、絶対に。最初のものを後半に持ってきたりとか」と難易度が低いことだと伝え、「そんなにすごいことではない」と所感を述べた。
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■厳しさを知る審査員の心境
さらに、「予選がキツすぎて、決勝に行く大変さが分かっちゃってるせいで、好みを入れすぎないっていうのは発生してるような気がする」と、賞レースの厳しさを知る審査員の心境について話す。
野田自身は好みを入れずに評価しているとのことで「正直、賞レースとかまったく関わってなくて、知らなかったら俺もっと好みに点数つけると思うんすよね」「決勝上がってきて、俺の好みだけで差がついちゃうと… っていうのはさすがによぎっちゃうことが多いっすね」と語っている。
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■視聴者「納得がいきました」
審査員としての本音を吐露した野田。
ライブ配信の視聴者からは、「視聴者審査との差についてめちゃくちゃ納得がいきました」「なんて興味深い話なんだ…」「なるほど難易度があるのか…」といったコメントが上がったほか、「審査員ってめっちゃ大変そう」「大変だ~」と反応するコメントが見られた。
■審査の観点を解説する野田
(文/Sirabee 編集部・栗原コウジ)