2006年のデビュー曲『Real Face』がいきなりミリオンヒットを記録するも、その後にメンバーの脱退を繰り返し、一時は「充電期間」と称した活動休止も経験したKAT−TUN。その中心メンバーである亀梨和也が、これまで抱えていた思いを熱く赤裸々に語った。

■デビュー半年で早くも“変化”

11日に自身YouTubeを更新した亀梨は、前回に引き続き、後輩のWEST.藤井流星とサシ飲みで本音トーク。

現在31歳の藤井に、亀梨は「30越えると、想定しないことがたくさん起きるから」「周りとか、グループのこととかも」とアドバイスする。

「1発目って、グループの変化が起きた年って何歳くらいでした?」などと聞かれると、「デビューしてすぐ。半年だもん」と即答。人気絶頂の中、元メンバーの赤西仁が語学留学で活動休止したことを挙げた。

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■デビュー後の約20年を振り返って…

赤西は半年後に帰国・活動再開したが、2010年には脱退し、2013年には田中聖、デビュー10周年の2016年には田口淳之介KAT-TUNを脱退。

グループ活動も2018年まで「充電期間」として休止したが、亀梨は「周りから生まれるそういうエネルギーってさ、自分じゃどうにもできないし」と達観した様子を見せる。

一方で、「どう乗りこなしていくか、どう調整していくかっていうのに費やして、本当に20年だよ俺は」とも漏らすと、「どう自分の意志を決めて進むかっていうフェーズに入っていくと思うけど」など、現在の状況にも触れた。

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■引き止めと尊重のジレンマ

亀梨は引き続き、「これまではとにかく、グループのその波に対して、どうまとめ上げるのか、どう責任が取れるのかっていう感じの感覚だったかな」など、中心メンバーとしての責任感や重圧を振り返る。

藤井も「“止める”って難しいですもんね」と共感し、亀梨は「“人生”って言われちゃうもんな」「しょうがないよな。そんな責任も取れないっていうか」「1度きりの人生、それぞれの決断とかも、起きた状況とかに対して、まぁ尊重はしたいなって思うよね」など、引き止めと尊重のジレンマを口にした。

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■「いろいろ揺らいだこともあったけど…」

また、亀梨は「グループとしてこうありたい・なりたいって思いが強かったから。個人で『こうなりたい』っていうより」「いろいろ揺らいだこともあったけど、自分のやりたいこととかを伏せてきたというか、考えないようにしてきたから」とも吐露する。

KAT-TUN全体を思い、中心メンバーでありながら己を押し殺したが、脱退や活動休止を経験したことへの複雑さをうかがわせた。

光も影も経験したKAT-TUNだけに、こうした発言にファンからは「本当に切なくなった」「ことあるごとにグループがうまくいかなくて今の状態にあるのがとても歯痒いし悔しいしやり切れない」「改めて全部背負ってきたんだよなぁ」といった声が。ファンとして考えさせられるものがあったようだ。

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■【動画】熱く本音を語る「自分のやりたいこととかを伏せてきた」
(文/Sirabee 編集部・玉山諒太