2:意外と日本の味と共通点が多い? スーダン家庭料理
スーダン共和国はこんな国!
エジプトの南側に位置するスーダン共和国。日本の約5倍の広さ(約188万k㎡)を持つ国土の大半が砂漠であり、実はエジプトよりも多くのピラミッドが存在する国です。(※外務省令和6年11月7日時点)
続いて訪れたのは、大阪市東成区の「BAOBAB Music&Food Kitchen」。スーダン料理専門店で、スーダンならではの家庭料理が楽しめます。
「フール(そら豆煮込み)」800円
まずはクミンの香りが食欲を誘う豆料理「フール(そら豆煮込み)」をいただきます。
「フール」をパンに乗せて、さらにピーナツバターと赤唐辛子のソースを少しだけ付けていただきます。そら豆のホクホク具合とソースのピリッと感がよいアクセント!
店主のムハさんいわく、スーダンでは早朝から働き始め、10時頃に休憩がてら朝ごはん。そして昼食は夕方4時頃、夕飯は夜8時頃にいただくそうです。そして、朝ごはんや夜遅くのごはんに肉無しのそら豆料理を食べる人が多いのだそう。国が変われば生活リズムも全然違うんですね!
「アシーダ」1,600円
続いての料理は「アシーダ」。見た目はカレーのようですが、よく見るとご飯がおもちのよう……。このおもちのような食べ物こそ、「アシーダ」なのです! 小麦粉と塩、水を混ぜてボイルしたもので、スーダンではパンに次ぐ主食。
金曜日と土曜日が休みのスーダンでは、金曜日に家族で集まって食べる定番料理なのだそう。こちらでは、ラム肉と一緒にいただきます。
最後に登場したのは「バオバブフルーツジュース」。粉末状にしたバオバブの実を、水とショウガ、砂糖、ハチミツで味付けしたもので、ほど良い甘みとショウガの風味が特徴。ビタミンCが豊富で、とっても爽やかな味わいです。
BAOBAB Music&Food Kitchen
大阪府大阪市東成区中道
画像・参考/読売テレビアナウンサーチャンネル 画像/PIXTA 文/中野純子