鳥かごのなかから、エサを外に撒(ま)き散らしていたコザクラインコの「メリーちゃん」。母と息子がそれを片付けていると、なぜかセキセイインコの「マロくん」が近寄ってきて……。Instagramで公開されたマンガが、「捜査を撹乱させる野次鳥ってやつですね(笑)」と話題の作者、タクセニョリータさんにお話を聞きました。



マンガ「現行犯」のカット(タクセニョリータさん提供)

【マンガ本編】インコが巻き散らかしたエサを片付けていたら… 野次馬(?)がやって来てややこしいことに!

野次馬根性のあるインコに爆笑!

 野次馬根性のあるインコについて描いたマンガ「現行犯」が、Instagramで1万6000以上のいいねを集めて話題となっています。

 鳥かごのなかから、エサを外に撒(ま)き散らしていたコザクラインコの「メリーちゃん」。何度も繰り返すので、そのたびに母と息子が散らばったエサを片付けていました。すると、なぜかセキセイインコの「マロくん」が近寄ってきて……。読者からは、「まさに、野次馬ならぬ野次鳥(笑)」などの声があがっています。

 このマンガを描いたのは、Instagramでマンガを発表している、漫画家のタクセニョリータさんです。タクセニョリータさんに、作品についてのお話を聞きました。

ーー初めてタクセニョリータさんの作品を読む方に向けて、メリーちゃんとマロくんの紹介をお願いします。

 マロはわが家で飼っている真っ白なのセキセイインコです。2024年で7歳になったベテランインコで、常にしゃべったり、曲に合わせて歌ったり踊ったりしています。主な口癖は「ねんねしよっか」「よいしょっ」「みつびしっ」です。

 メリーは叔父が飼っている青いコザクラインコです。某アニメの猫型ロボットのように、くっきりと青と白に分かれたおでこが特徴的です。たまにわが家で預かるのですが、純粋さと好奇心が強く、丸くてつぶらな瞳に油断していると、ほくろを取ろうとしてくることがあるので注意が必要です。

ーーメリーちゃんは、なぜエサを撒き散らしていたのでしょうか?

 普段はほとんど撒き散らすことはないのですが、叔父からメリーを1週間ほどわが家で預かっていた時期だったので、新しい環境で落ち着かなかったのか、遊んでほしいアピールだったのかな、と思っています。

ーーこのあと、メリーちゃんはエサを撒き散らさなくなりましたか?

 撒き散らしていたのは、叔父の家からメリーを預かってすぐの出来事でした。3日後からはやらなくなり、環境にも慣れてのびのびと遊んでいましたね。

ーーマロくんは、なぜこのとき近くに寄ってきたのだと思いますか?

 マロは好奇心が強いので、見たことのないものや状況が起こると、必ず近付いてきます。いってしまえば、ただの野次馬です(笑)。

ーー何度も近付いてくるマロくんに、タクセニョリータさんは何か声をかけましたか?

「マロが近付いてくるたびに、僕が四つん這いで追いかける」ということをしていたら、マロがそれを遊びと思って気に入ったらしく、何度もわざと近付いては逃げるのを繰り返していました。

ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか?

「マロくん、ただの野次馬なのに犯人オーラが出ていて怪しすぎる(笑)」「捜査を混乱させるやつですね」「まさに野次馬ならぬ野次鳥」などのコメントをいただきました。

ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。

 今回のエピソードは、メリーが1週間ほどわが家に滞在していたときにメモしていたネタのひとつでした。メリーはすでに叔父の家に戻っていますが、ほかにもまだメリーのネタはあるので、今後もメリーとのエピソードを描いていきたいと思います。