【新日本】12・22後楽園KOPW戦へルールプレゼン オーカーンが「後楽園ホール再生マッチ」、タイチが「KOPW3年間集大成3本勝負」を提案

 12・22後楽園大会の『KOPW 2024』争奪戦「グレート-O-カーンvsタイチ」へ向けたルールプレゼンが12日、都内で行われ、保持者・グレート-O-カーンが「後楽園ホール再生マッチ」、挑戦者・タイチが「KOPW3年間集大成3本勝負」をそれぞれ提案した。

 2023年保持者・タイチが現保持者・オーカーンに挑戦を表明し、12・22後楽園大会で実現することいなったKOPW争奪戦。2024年保持者決定戦へ向けて、KOPW恒例のルールプレゼンが行われた。

 2022年から2023年にかけてKOPWを3度手にしてきたタイチが提案したのは「KOPW3年間集大成3本勝負」。これまで自身が戦ってきた8種のルールの中からくじ引きで引いた結果、初戴冠を果たした2022年4月の矢野通戦で採用された「ノーロープ場外押し出しマッチ」、昨年11月のSHO戦における「金丸義信レフェリーマッチ」、2022年12月の鷹木信悟戦における「鷹木式ラストマンスタンディング ランバージャックデスマッチ」による3本勝負に決まった。

 今年はKOPW戦線に絡まなかったタイチだが、オーカーンの戦いぶりを「俺的にはあまりにもよくわからない試合ばっかり。メシ食ってばっかりとか。地方再生とか謳っておいてIWGPの方にいっちゃうと。それもいいのかもしれないけど、この1年、彼がやってきたことは言ってることとやってることがメチャクチャだった」と批判。「俺が2023年覇者として、俺と鷹木信悟、矢野がやってきたことをもう一回こいつに教えてやろうかな」との思いから“3年間の集大成”ルールを提案。「この試合、勝っても負けても、覇者になってもならなくても俺自身これが最後のKOPWになるかな」と“KOPW卒業”の意向を示した。

 迎え撃つオーカーンは「後楽園ホール再生マッチ」を提案した。会場のどこでもカバーできる“グレートユナイテッド エニウェアフォールマッチ”で時間無制限。反則裁定なしでピンフォールとKOのみで決着する。双方ともセコンドを何人でも用意することが可能で、誰が誰に対して攻撃しても認められる。会場の複数箇所で戦いが同時に展開されることが予想される。

 「後楽園ホールも最近埋まっておらんじゃろ? 棚橋弘至に『新日本プロレスを頼んだぞ』と直々に言われたんでな。後楽園ホールを満員にしてやる。そしてUNITED EMPIREの底力を見せてやる」というのが目的だ。12・22後楽園大会は動画撮影可能で、オーカーンは「生でしか見られない迫力、そして何ヵ所でも闘うから、カメラじゃ絶対に映せないワンシーンがあるんだ。これは生で見ないと必ず後悔する試合になるだろう」というように生観戦の醍醐味を堪能できるのも狙いだ。

 ルールはこれまで通りファン投票で決定。新日本X公式アカウントで12月13日から16日の3日間で実施される。

☆12/22(日)東京・後楽園ホール『Road to TOKYO DOME』17:30開場、18:30開始

▼『KOPW 2024』争奪戦
[挑戦者]
タイチ
vs
グレート-O-カーン
[保持者]

▼タイチ提案『KOPW3年間集大成3本勝負』
・ノーロープ場外押し出しマッチ(2022年4.9『KOPW2022』矢野通戦)
・金丸義信レフェリーマッチ(2023年11.17『KOPW2023』SHO戦)
・鷹木式ラストマンスタンディング ランバージャックデスマッチ(2022年12.19『KOPW2022』鷹木信悟戦)

▼グレート-O-カーン提案『後楽園ホール再生マッチ』
・時間無制限 グレートユナイテッド エニウェアフォールマッチ
・反則裁定はなし、決着はピンフォールとKOのみ、会場のどこでもカバーができる
・誰が誰に攻撃してもOK、ただしフォールできるのはオーカーンとタイチのみ。
・セコンドは何人連れてきてもOK