柔らかく出したいときは
ネックから下ろす
ピンが手前のグリーンエッジに近いなど、球を柔らかく出したい、あまり転がしたくないときは、フェースを時計の2時ぐらいまで開いて構えます。体重は左足に多く乗せ、ボールの位置はスタンスの真ん中よりも1個分左です。
あとはクラブを上げて、ネック側のソールをボールの1個分手前に向かって、思い切り叩きつけます。クラブを振り切ろうとせず、ドンとヘッドを砂面に落として終わりです。すると、ボールは比較的柔らかめに飛んでいきます。
大庭啓
●おおば・あきら/1969年生まれ。芹澤信雄が主宰する“チームセリザワ”の一員。00年プロテスト合格。10年から藤田寛之のスイングサポートコーチを務め、賞金王のタイトル獲得に貢献。海外メジャーにも同行しサポートを行った。アマチュアのレッスンにも精力的に取り組み、分かりやすいゴルフ理論には定評がある。
構成・文=山西英希、写真=山上忠、協力=富士平原ゴルフクラブ