2025年のジブリは『ハウルの動く城』からスタート!1月10日にノーカット放送

2024年11月20日に公開から20周年を迎えた『ハウルの動く城』(04)。今回、本作が2025年1月10日(金)に金曜ロードショーでノーカット放送されることが決定した。


【画像を見る】ハウルとの出会いがソフィーの運命を大きく変えていく / [c] 2004 Diana Wynne Jones/Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, NDDMT
宮崎駿監督が『千と千尋の神隠し』(01)に続いて手がけた本作。ベネチア国際映画祭オゼッラ賞受賞をはじめ、アカデミー賞にノミネートされるなど、国内外で高い評価を受けた。帽子屋で働く18歳の少女ソフィー(声:倍賞千恵子)は、ハウル(声:木村拓哉)と関わったために、彼をつけ狙う荒れ地の魔女(声:美輪明宏)の呪いで90歳のおばあさんの姿に変えられてしまう。家を出て家政婦として“ハウルの動く城“に住み込むことになったソフィーは、城で暮らす火の悪魔カルシファー(声:我修院達也)や、少年マルクル(声:神木隆之介)と家族のように過ごしていく。そして、そんな不思議な共同生活の中で、ハウルとも心通わせるように…。


奇怪な形をした“ハウルの動く城“ / [c] 2004 Diana Wynne Jones/Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, NDDMT
原作はイギリスのファンタジー作家、ダイアナ・ウィン・ジョーンズが発表した「魔法使いハウルと火の悪魔」。原題である「Howl’s Moving Castle」を見て「城が動くって面白い」と宮崎監督が惹かれたことから制作が決まったそう。監督は、まず作品の主役ともいうべき動く城のデザインから作業をスタートさせるが、城のデザインに悩み、鈴木プロデューサーと話しながら大砲や屋根、煙突などを描き完成したのが、映画の中の動く城。足はニワトリの足と戦国時代の足軽の足で悩み、ニワトリの足にすることになったという。メカ(機械)とも怪物ともつかない、ユニークな城を作り上げた。


90歳のおばあちゃんに姿を変えられてしまったソフィーは“ハウルの動く城“で暮らすことに / [c] 2004 Diana Wynne Jones/Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, NDDMT
ストーリーはヒロインのソフィーと魔法使いのハウルの恋が中心に進んでいく。しかし、ハウルの弟子の身寄りのない少年マルクル、暖炉に居て城を動かす火の悪魔カルシファーたちと共同生活をしていくうちに、家族になっていく一種のホームドラマでもあるという。物語が進むにつれ、かかしのカブや、魔法使いの使い犬ヒンらがハウルの家に住みついて行く。

現在ジブリパークで『ハウルの動く城』をモチーフとした初の「ウィンターイルミネーション」が開催されるなど、いまもなお高い人気を誇る『ハウルの動く城』を金曜ロードショーで楽しもう!

文/サンクレイオ翼

※宮崎駿の「崎」は「たつさき」が正式表記