今年2024年7月に全米公開されるやいなや、歴史を覆す大ヒットとなった『ロングレッグス』が2025年3月14日(金)に公開。あわせて、特報&ティザービジュアル2種が解禁となった。
【写真を見る】未解決殺人事件の現場に残された上半身を白い布に覆われた家族の姿… / [c] MMXXIII C2 Motion Picture Group, LLC. All Rights Reserved.
全米公開初日から3日間で興収2,240万ドルを叩き出し、2024年公開の独立系ホラー映画における全米最高のオープニング成績を収め、独立系ホラー映画として過去10年間の全米最高興収を記録した本作(2024年11月時点)。2024年公開独立系作品においても全米興収1位を記録し(2024年11月時点)、北米配給のNEONにおいてはアカデミー賞受賞の『パラサイト 半地下の家族』(19)の北米最終興収5,336万ドルを超えて、NEON史上最高興収作品となった話題作だ。
主演は『イット・フォローズ』(14)で注目を浴び、本作でスクリーム・クイーンの座を不動のものにしたマイカ・モンロー。未解決殺人事件を追う新人FBI捜査官として、緊迫感にあふれる見事な演技を披露する。そして数々の話題作への出演が絶えない、オスカー俳優ニコラス・ケイジが、「陰惨な連続殺人鬼役はこれが最初で最後となる」と本人がコメントするほど至上最狂のシリアルキラーを降臨させ、スクリーンに強烈なインパクトを残している。そして監督は、最新作にスティーヴン・キング原作『The Monkey』(25)の公開が控える映画ファン最注目の鬼才、オズグッド・パーキンスが務めている。
雪が降り積もる家の前で佇む少女が見つめる先には一体なにが…? / [c] MMXXIII C2 Motion Picture Group, LLC. All Rights Reserved.
新人FBI捜査官リー・ハーカー(モンロー)は未解決一家連続殺人事件の捜査を任される。10の事件に共通するのは父親が家族を殺害し、自殺。すべての犯行現場には暗号で書かれた“ロングレッグス(ケイジ)”からの手紙が残されていた。謎めいた手がかりをもとに、リーは一歩ずつ事件の真相に近づいていく。
このたび解禁された特報映像では、なにかに激しく怯えるFBI捜査官リーを捉え、冒頭から一気に緊張感高まる映像となっており、手で顔を遮る怪しげな人物、頭部が破壊された人形など、不吉なシーンが次々と映しだされ、映像の最後には、事件の真相に近づいたリーが絶叫する場面も収められている。10の事件に関わる重要人物“ロングレッグス”とは一体何者なのか?その全貌はいまだ見えないが、心臓の鼓動、囁くような不気味な声といった背筋を凍らせる音響が不快感をより一層高め、「この10年で一番怖い映画」との呼び声高い本作に相応しい映像となっている。
また、あわせてティザービジュアル2種も解禁。一つは、雪が降り積もる家の前で少女が佇むもので、彼女が見つめる先には一体なにがあるのかと不安感を煽るビジュアルに。もう一方では雰囲気が打って変わり、未解決殺人事件の現場に残された上半身を白い布に覆われた家族が捉えられている。2つのビジュアルには、「きみは、暗い所なんて怖くないよね」、「やっと、会えた」といった不穏なメッセージが添えられている。
世界が震撼し、恐怖の映画史が覆る『ロングレッグス』。新たな傑作の続報に期待してほしい。
文/平尾嘉浩